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ムンク展 東京都美術館で開催「叫び」だけは、別に並んで観る?

 

 

東京都美術館で開催されているムンク展

ノルウェーを代表する画家、エドヴァルド・ムンク。その代表作を一堂に公開する回顧展「ムンク展—共鳴する魂の叫び」が東京都美術館で開幕しています。100パーセントムンク作品で構成される本展では、約100点(油彩は60点以上)の作品は圧巻でした。

会場は「ムンクとは誰か」「家族ー死と喪失」「夏の夜ー孤独と憂鬱」「魂の叫びー不安と絶望」「接吻、吸血鬼、マドンナ」「男と女ー愛、嫉妬、別れ」「肖像画」「躍動する風景」「画家の晩年」の9章で構成されています。

叫び

ムンクと言えば「叫び」ですが、今回のムンク展に出かける前に、事前にテレビや書籍を読んだりしていたので、この「叫び」が人が叫んでいるのではなく、自然の中で夕暮れに突然幻聴や幻覚にみまわれて、恐怖のあまり手で耳をふさいでいる。という様子が描かれているという説が有力だそうです。

今回のムンク展で、「叫び」作品は展示されている壁と並行に通路が設けられていて、近くで見るにはその通路を並んで待って観なければなりません。

係の方が列の隙間を詰めるよう促して、作品の前では立ち止まらず進むように指示されます。

この作品は誰もが知っているというくらい有名な作品なので館雑を緩和させるために仕方がない方法なのでしょう。しっかり見たい方は何度もその列に並べばよい話ですから。私は3階並びました。

ムンクの作品

ムンクの作品を正直なところ詳しくは知りませんでした。

抽象的な作品ばかりがムンクとして紹介されていたために、青年期の自画像を観たときには、写実的な鋭い瞳とどことなく冷たい雰囲気の作品で、背筋がゾッとするとともに、その画力のすばらしさに驚きました。

 

ムンクの青年期から晩年までを通覧する本展では、幼くして肉親を失ったムンクが、第二次世界大戦のさなかに亡くなるまでどのような人生を歩んできたのかを、ゆるやかな年代順で主題ごとに紹介。

数々の自画像から始まり、姉の死を題材にした《病める子Ⅰ》、叶わぬ恋を描いたとされる《夏の夜、人魚》、愛の曖昧さや複雑さを描いた《森の吸血鬼》など多彩な作品を展覧。これらを通して「ムンクとはいったいどのような人物だったのか」をたどる総合的な内容となっている。

 

 

 

 

ムンク展基本情報

会期
2018年10月27日(土)~2019年1月20日(日)
会場
企画展示室
休室日
月曜日、12月25日(火)、1月1日(火・祝)、15日(火)
※ただし、11月26日(月)、12月10日(月)、24日(月・休)、1月14日(月・祝)は開室
開室時間
9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室
金曜日、11月1日(木)、3日(土・祝)は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
観覧料
前売券 | 一般 1,400円 / 大学生・専門学校生 1,100円 / 高校生 600円 / 65歳以上 800


当日券 | 一般 1,600円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 高校生 800円 / 65歳以上 1,000


団体券 | 一般 1,400円 / 大学生・専門学校生 1,100円 / 高校生 600円 / 65歳以上 800
※団体割引の対象は20名以上


※中学生以下は無料
高校生は12月無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料

私が行ったときは12月に入ってからだったので、学生の方が沢山いらしていました。

ムンク展は事前にチケットを購入していかなかったために会場のチケット売り場に並びました。ここで並んだのが一番時間が掛かりました。会場にはすんなりと入場出来きたのでチケットはあらかじめ購入するべきと後悔をしました。

 

ムンク展グッズ

グッズはあまり購入しませんでしたが、お客様に頼まれていたムンク展公式コラボ商品「ムーチョの叫び」は1番にかごにいれました。

「ムンク展」がポケモンとコラボ、叫ぶ!ピカチュウの限定グッズ販売 - ビームスや湖池屋との限定品も …

お分かりの通り湖池屋のカラムーチョのムンク版です。

ひと箱の中に6袋入っているのでお土産には最適です。

このTシャツが欲しかったのですが、売り切れていて入荷待ちでした。

今回はムンクのキャラで、ピカチュウがコラボしているようで、ポケモンとのコラボレーションで登場するのは、エドヴァルド・ムンクの代表作《叫び》をモチーフにしたアイテムの数々。ポケモンカードゲームとコラボレーションし、来場記念としてピカチュウのポケモンカードを配布する。

また、イーブイ、モクロー、コダックのポケモンカードは、11月2日(金)よりポケモンセンター・ポケモンストアにて拡張パック、強化拡張パック、ハイクラスパックを2パック購入した人に、3種から好きなカードを1枚プレゼント。なお、ミミッキュのポケモンカードについては、「ミニカードファイル 叫びピカチュウ/イーブイ」の購入特典として用意されているそうです。

 

 

まとめ

沢山の人が良く知っているムンクだけに、沢山の方が観に来ていたムンク展。しかし知っているのは「叫び」だけという人がほとんどではないかと思います。当の私もムンクと言えば「叫び」でしたが今回のムンク展を観るにあたって、テレビ番組や書籍をたくさん見たことにも会って、エドヴァルド・ムンクという画家の素顔が少しだけわかった気がしました。

芸術家とはなんと深く自分の内面へ内面へと踏み入ってしまうのでしょうか。それにより苦しんで悩んで彷徨って、そして素晴らしい作品を残しました。

後世に残った作品を観ることのできる私たちはとても幸せだと思いました。

 

ここまでご覧いただいて大変感謝しています。ありがとうございました。

少しでも皆さんが面白いと思う記事を書きたいと思いますのでよろしくお願いします。

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