初めてのコーヒーの自家焙煎体験:素人が手軽に楽しむ美味しさと感想
こんにちはwashioです。
今日はコーヒーのお話をします。
コーヒーはコンビニコーヒーで十分と思っていた私が、あることから自家焙煎を始めると、人生で新しい扉を開けたと言うくらい短いけれど幸せな時間が降りてきました。そんな幸せな時間をたくさんの方と共有したくてこの出来事を記事にします。
目次
コーヒーの自家焙煎を始めたきっかけ
ある方の紹介と自宅がある軽井沢町が自家焙煎を始めたきっかけです。
ある方というのは、私の描いた作品をお求めいただいた「自動車部品の製造メーカー」の社長さんがいて、親しくしていただいています。
その方は自動車部品に限らず色々な分野に力を入れていて、ある時私に「自宅のまわりは別荘とか多いの?」と聞いてきました。
確かに私の自宅の周りは比較的多く別荘のある地域です。
「別荘が多ければ、別荘の方や観光客の多い時に庭でコーヒーを焙煎してみてくれないかい」
なんだかわからず、やり方も知らないので戸惑っていると、
「やり方は教えるし焙煎機も、コーヒーの生豆もあげるから」
事情を聞くと、お仲間たちで海外よりコーヒーの生豆を輸入して焙煎機も製造してセットで販売するというプランがあるそうで、軽井沢町の別荘の方達など素敵なお庭やお部屋で、コーヒーを自家焙煎して優雅に飲まれるのではないか。
それには私の自宅の庭あたりで、焙煎中の良い香りをただよわせ周りの人たち(別荘とか出張店とか)の反応を見てもらいたい。
ということらしく、その方は私の大切なお客様でもあるわけなので二つ返事で
「いいですよ」
それが自家焙煎をはきめるきっかけになりました。
焙煎機の紹介と使い方のコツ
焙煎機の紹介と使い方のコツですが、
私がいただいたものは手動の焙煎機で、ステンレスで作られていてコンロの上で手で回すものでした。
上記の写真は何度も使用したので、結構良い色になっています。
大きさは本体はこじんまりしていますが、ガスコンロにかけるために下の台座はしっかりとした重さがあります。
重さは台と本体で1.7キログラムで持った感じもしっかりしています。
この焙煎機は試作品のようで販売先はわかりませんが、今度社長さんにお会いしたら聞いてみます。
使い方のコツ
使い方のコツは、私の場合自宅のコンロを使用しています。
軽井沢町の場合ほとんどの一般住宅はプロパンガスを利用しています。
よくある中火くらいで(ここでいう中火とは、鍋にかけた場合火の先が鍋のそこにある程度当たるくらい)にセットして、室温18度前後の時に15分焙煎します。
その後スプーンでコーヒー豆を取り出し色を確認しながらプラス5分焙煎します。
ほとんどの場合パチパチと豆が弾ける音がした後で段々とちょうど良い焙煎具合になっていきます。
これも手回しの焙煎機なので、回す速度や右回しと左回しを何分かおきに変えるタイミングなどにより焙煎具合が変わってゆきます。
これもなかなか自家焙煎の楽しみなところです。
蕎麦打ちやゴルフのように、なかなか簡単に上手にならないところが特に男性はハマるかもしれません。
(↑これハラスメントだったらすみません)
話が前後しましたが、私の場合最初に一回「パチ」となってもう数十秒経つと2回目のパチが始まる頃にはそろそろかなという心の準備とスプーンでコーヒー豆を取り出してみて、ある程度の色が出ていたらガスコンロの日を弱火にして5分。
そしてもう一度色を確かめて日を消してもう3分。そんな感じでやりますがこれは季節や室温によって違います。
そして日をかけ始めてからある程度で焙煎機の口から白い煙が出ますが、最初に出てくるのは蒸気で、その後焙煎された煙が出てきます。
この最初に出る上記も季節や室温、また部屋の湿度の状態によって違っできますので注意が必要かもしれません。
コーヒー豆の焙煎中の香りや色の体験談
コーヒー豆の凱旋中の色や香りの体験談ですが、上の段落の説明とかぶっってしまうところもありますが、私が最初に焙煎してみて感じたことは、焙煎中の香りは挽いてあるコーヒー豆を袋から出した時のあの良くいうコーヒーの香りとは全然違いました。
説明しようがないのですが、ものの焦げた臭いとも違う初めて嗅ぐ香りでた。
焙煎具合の色と味
焙煎具合の色と味も、実際自分で試してみて初めて知ったのですが、
浅く焙煎すると酸味があり深く焙煎すると苦味が増す。
ということでした。
これに付け加えて、酸味が欲しいからといって浅く焙煎しすぎるとコーヒーの香りが乏しく、場合によっては生臭いというと大袈裟ですが、そんな香りになってしまいます。
また苦味が欲しいからと深く焙煎しすぎると、苦味というより焦げの匂いと味になってしまいます。
そしてちょうど良い苦味の焙煎は、仕上がったコーヒー豆の表面に油が浮かびます。
私は以前コーヒー専門店などに行き飲んだ時に、コーヒーカップに注がれたコーヒーの表面に脂が浮いているのを思い出しました。
今思えば深煎りのコーヒーだったのでしょうね。
それとは逆に酸味の強いコーヒーは、クリアな色をしていたようなきがします。
使用しているタイコーヒーについて
私が毎回焙煎しているコーヒー豆は、タイ産の生豆です。
タイ産というとご存知ない方もいますが、コーヒー豆の元となるコーヒーの木は、土地や気候など栽培に一定の条件が必要なため、生産できる地域が限られますが、大半が赤道を中心に南北25度の範囲に帯状jに広がる、俗にいう「コーヒーベルト」と呼ばれる地帯です。
そしてタイという国はこの珈琲ベルトの間にちょうど入っています。
世界のコーヒーの生産量
しかし世界のこコーヒーの生産量では、タイ産のものはあまり上位にはありません。
国際連合食糧農業機関の2024年1月の発表では、
1:ブラジル
2:ベトナム
3:インドネシア
4:コロンビア
5:エチオピア
などが上位を占めていてタイ産のコーヒーは、なんと30位台です。
タイ産で主に生産されているのはロブスタ種が約8,000トン。
アラビカ種は役500トンと言われています。
ロブスタ種というのは主に缶コーヒーや、インスタントコーヒーとして使われるもので、私たちがドリップしていただきているのはアラビカ種です。
そう、タイ産のアラビカ種コーヒーは知る人ぞ知る、比較的貴重なコーヒーなんです。
そんな貴重なコーヒーの中でも私が毎日飲んでいるのは、タイ北部にあるチェンライ県の山岳地帯のトイチャン村で栽培されているアラビカ種コーヒーです。
タイ北部でコーヒーアラビカ種の栽培が盛んなわけ
タイ北部の山岳地帯では1960年代くらいまで消しの花の栽培が盛んで山岳民族が生計を立てるために栽培していた消しが麻薬の原料となっていて地元住民でも健康被害が深刻な状態でした。
1969年ラーマ9世(ブミボン前国王)がタイ北部で深刻な問題のケシ栽培を撲滅するために、王室プロジェクトとしてケシ代替え栽培を奨励しました。(タイ国政府官公庁サイトより引用)
詳しいことはタイ国政府官公庁のサイトをご覧ください。なかなか興味深いコーヒーの歴史を知ることができます、
なんとなくそんな貴重な美味しいコーヒー飲んでいるんだぞなんて自慢話みたいになってしまいましたが、こんな美味しいコーヒーを、是非知っていただきたくてこんな記事を書いてしまいました。
ある友人は、コーヒーはコンビニコーヒーごが主で、しかも砂糖とミルクはてんこ盛りしないと美味しく感じないというような人でしたが、「ドイチャンコーヒー」を一度飲ませてからというもの「このコーヒーを知らないのは人生の損失だね」なんてことまで言うようになりました。
自家焙煎した豆を使って淹れたコーヒーの味わいや飲み頃、コツなど
繰り返しになりますが、自家焙煎して淹れたコーヒーの味わいは最高です。
焙煎してからの飲み頃
焙煎が終わって、すぐに挽いてドリップしてもまずくはありませんが、少し寝かせた方が美味しくおただけます。
焙煎ご翌日になれば少しはこなれてきて、1週間くらい経つと角が取れてさらに美味しくなると思います。
そして焙煎したコーヒーは焙煎してからしばらくの期間ドリップしてお湯を入れる時に、ブクブクと泡が立ち、その時がなんとも言えず幸せな気持ちになります。
お店で購入した豆は、挽いてドリップする時に泡がブクブクと出るものは稀です。
泡が出るからどうってことはないのでしょうが、泡が出ないってことは焙煎してからかなり時間が過ぎていると言うことです。
これは私の感想ですが、コーヒーは焙煎してから1週間から40日くらいが1番美味しいと思っています。そしてそんくらいまでは十分ドリップする時に泡が出ます。
したがって泡が出ないってことは1番美味しい期間が過ぎてしまっているのかななんて思います。
これはあくまでも私の個人的な感想なので、みなさん自身で確かめてくださいね。
挽いた後のドリップの仕方は色々なサイトで紹介されています。
ご自身で調べて研究していただければ良いと思います。
私は美味しい豆を自家焙煎して、美味しい期間に飲めばどんなやり方でも美味しいと思っています。
(実はいれてくれるのは妻なので怒られそうですが)
美味しいコーヒーのすすめ
何度も行ってきましたが、美味しいコーヒーは人生を変えるって言うくらい幸せになれます。
ぜひぜひ幸せなお仲間を増やしていきたいです。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
washio