アクリル絵の具。乾燥速度の調節の仕方と描き方で使い分ける方法。
こんにちは、washioです。
アクリル絵の具の特徴の一つとして、乾燥する時間が早いということがあります。
乾燥する時間が早いと制作時間が短縮できて良いのですが、作品によっては乾燥が早すぎて困る場合もありますよね。
乾燥時間を遅らせる方法として以前メディウムの使い方を記事にしたことがあります。
「アクリル絵の具の乾燥時間を遅くして、グラデーションなど表現力をあ高めよう」
この時はメディウムを使うと便利ですよという内容でした。
目次
アクリルでの具の乾燥を遅くする方法によっては使いにくくなることも
確かにグラデーションなどを描く場合は単純にゆっくりと乾いてくれるだけでよかったのですが、最近の作品制作で感じていることは、細かく丁寧に描かなければならない作品の場合、キャンバスに描いたものは早く乾いても良いのですが、パレットに出した絵の具は乾かないで欲しい。
なおかつ筆にしっかりと絵の具を含んでくれること
が大切だと感じています。
どういうことかというと、細い筆で樹木の枝や長い草の葉を描くときに、細筆にしっかり絵の具を含ませて、枝先や葉先まで一気に描く。
途中で止まると(かすれる)と良い表現ができない。
ということです。
回りくどくなりますが、筆に含ませた絵の具がかすれたり途切れたりしないように描きたい。
そういう場面で、メディウムは粘性が出てしまうためかすれたり途切れたりしてしまいます。
細い線を描く時は細い筆を使うのは当たり前だし、細い筆ほど絵の具含みが悪いですよね。
そこに来て粘度が強くなると途切れやすくなります。
もちろん乾燥しても途切れやすくなるので、メディウムを使って良いのかダメなのかわからなくなります。
メディウムの使い方を工夫する
大きなものを描く場合太い筆を使うので、絵の具含みは良いのですが、細かいものを描く場合は粘度のあるものは使いづらい。
乾燥を遅らせようとメディウムを混ぜると粘度が出てかすれやすいし、絵の具にメディウムを混ぜないと乾燥が進んでします。
washioやり方
これはあくまでwashioのやり方で、どの絵描きさんにも使い勝手が良いとは限りません。
また大きな絵を描くときなどはこのやり方はかえって面倒くさいかもです。
私が使っているメディウムはリキテックスのスローブレンディングメディウムとゴールデンアクリリックスのリターダーを使っています。
リターダーの方が粘性が強く混ぜると細かい表現はしにくいですが、乾燥を遅らせる速度はこちらの方が強いような気がします。
上記の画像にあるように、私は小さな容器に2〜3滴垂らしたものを混ぜて(washioはメディウム溶液と呼ぶ)時折筆につけて使います。
このとき何回かに一度は、筆をしっかり水洗いするようにします。
メディウムを使っているので乾燥は遅くできますが、筆についている絵の具は徐々に硬化しているので、時々筆を全体洗ってメディウム溶液をつけながら描くと、細かい線もかすれずに描きやすくなります。
これはあくまで小さめの作品で細かい枝や草先などを描くときに利用します。
まとめ
washioはほとんど自己流で絵を描いています。
とは言え今の時代はネット情報があるので、とても勉強になります。
アクリル絵の具には、様々なメディウムが用意されています。
どれをどんな時にどのように使って良いの、かわからないぐらい沢山あります。
しかし自分なりに調べたり試したりして、色々な表現を試せるのは楽しいですよね。
これからも色々なメディウム等使って、楽しい世界を広げたいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
これからもなるほどー、とかこれいいわーなんていう物がありましたら記事にします。
また読んでもらえると嬉しいです。
washio