目次
愛犬の死が私にくれたもの。「鈴」と暮らした14年間「クッシング症候群」
今日は、washioです。
愛犬の死が私にくれたもの。「鈴」と暮らした14年間「クッシング症候群」の続きです。
鈴ちゃんが12歳を迎えた年に、クッシング症候群という病気にかかってしまいました。
クッシング症候群は、副腎皮質機能亢進症とも言い、左右の腎臓の横に1つずつある副腎という臓器で、副腎の皮質から分泌されるホルモン(グルココルチコイド)が亢進することによりいろいろな症状が出てきます。
そんな病気に鈴ちゃんがなってしまったというお話です。
行った治療や経過を記事にしました。
同じようなワンコのいる方の参考になればと思います。
過去の記事もよろしくお願いします。
-
愛犬の死が私にくれたもの。「鈴」と共に暮らした14年間、若年性白内障【1】
こんにちはWashioです。 この記事は、記事というより自分語りなので、興味のない方はパスしてください。 先日ペットの絵を描くというような記事を載せました。 ...
続きを見る
-
愛犬の死が私にくれたもの。「鈴」と共に暮らした14年間【2】顔面麻痺・門脈シャント
愛犬の死が私にくれたもの。 こんにちはWashioです。 愛犬の死が私にくれたもの。「鈴」と暮らした14年の続きです。 記事を書いている時は涙ながらに書いているので、支離滅 ...
続きを見る
-
愛犬の死が私にくれたもの。「鈴」と暮らした14年間「子宮蓄膿症」【3】
愛犬が私にくれたもの。 前回では門脈シャントが原因で肝臓障害が起きているお話をしましたが、少しだけ回復しました。 こんにちはwashioです。 愛犬の死が私にくれてもの。「鈴」と共に暮ら ...
続きを見る
犬のクッシング症候群、受診のタイミングと検査。
最近飼い犬の様子がおかしいと思ったら、すぐに動物病院に連れて行きましたが、何ともないですよと言うこともしばしば。
クッシング症候群のことを覚えておくとその症状でタイミングがつかめるかもしれません。
受診のタイミング(症状)
多飲多尿(一日に飲む水の量が体重1kgに対して100ml以上飲む。)
食欲の異常な増加
運動しなくてもはあはあする。
お腹が膨らんでくる。
脱毛して毛が薄くなる。
筋肉が落ちる。
元気がなくなる。
検査方法
飲料量、ステロイドの投与歴、血液検査、エコーの検査で、診断されます。
クッシング症候群の原因
クッシング症候群の原因は3つあるそうです。
- 下垂体腫瘍:下垂体腫瘍と言われるほとんどが下垂体腺腫だそうで、その多くは良性腫瘍です。その腫瘍により副腎質刺激ホルモンが多量に分泌され。コルトゾール過剰分泌になります。
- 副腎主要:副腎自体が腫瘍化し、コルチゾールが必要以上に分泌されます。
- 医原性:アレルギーなどの治療などで、長期間ステロイドを使用した場合。
クッシング症候群の治療
下垂体性のクシイング症候群の場合、生体内の副腎皮質ホルモンの合成を抑制する薬で治療します。
副腎腫瘍では、薬で副腎質ホルモンの抑制、もしくは外科的手術で副腎を摘出することがあります。
医原性の場合は、ステロイドの投与を減らせば徐々に改善に向かいます。
クッシング症候群、治療しないとどうなる?
クッシング症候群は、治療を怠りほっておくと、糖尿病を引き起こしたり、腫瘍の成長によりの上の圧迫で神経症状が出ることがあります。
また、高血圧や肺血栓塞栓症を引き起こすこともあります。
いずれにしても重篤になることがありますので必ず早めに受診しましょう。
鈴ちゃんの場合
鈴ちゃんの場合は、普段からあまりはしゃぐ子ではなかったのですが。
とは言えなんだか最近元気がないと思いましたが、年齢のせいかなーと思っていましたが、おなかの付近の抜け毛がなんだか激しい。
お腹が最近ポッコリでてきた。
寝ている時にいびきがひどくて苦しそう。
なんて思っていました。
ある時一泊で動物病院にお泊りしたときは、ストレスで下痢をし、下血までしてしまいました。
色々気になることが多すぎて、獣医さんに相談しました。
血液検査の結果、クシイング症候群と診断されました。
その当時12歳という高齢犬のために、内科的治療をすることになりました。
薬での治療にあたっても、高齢のために副作用の心配もあり、私たち夫婦でかなり話し合いました。
このまま治療を行わないことが寿命なのか、治療をしてもし副作用がひどく、死んでしまったらどうしよう・・・
そして治療を行うのなら早いほうが良いし・・・
結果的には治療をしてよかった。
獣医さんと相談して、生体内の副腎皮質ホルモンの合成を抑制する薬で治療に入りました。
その当時犬専用の薬がないと言うことで、人間用の薬を犬の体重から分量を割り出して投与。
そして当時としては、検査や治療の負担も大きかったと記憶しています。
薬はホルモンを抑制(調節)する薬。(確かアドレスタンという薬でした)
人間用の薬を、獣医さんが小分けして分包してくれます。
そのため、あまりまとまった量を一度にいただけなかっので、毎週お薬をいただきに動物病院へ通いました。
獣医さんが的確な診察と治療を行っていただいたた、しばらくするとかなり元気になりました。
しかし年齢は確実に高齢と言うことで、これから先、油断はできないなと思いました。
まとめ
今回はクッシング症候群ののお話を書きましたが、その後次々といろいろなことが起きてきました。
12歳になりクッシング症候群と戦いましたが、その二年半後、14歳と6ヶ月で他界しました。
個人的な記事でお役に立てることがあまりない記事になりましたが、クシイング症候群は見落としがちな病気です。
この病気が直接死に至る、と言うことは無いようですが、糖尿病などいろいろな怖い病気を引き起こす要因になると言うことですので、年に一度の定期検診は必ず受けたほうが良いと思います。
我が家は相方が心配性なので、何かあるとすぐに動物病院に駆け込み、早めに見つけることが出来ました。
愛犬(ペット)は本当に大切な家族です。
自分の体調を言葉で伝えられないかよわい家族です。
飼い主がしっかり見守ってあげましょうね。
本日はここまで読んでいただきありがとうございました。
Washio