久しぶりの投稿です。
この「軽井沢でアート生活」とは全く関係のない内容で、かつ自分語りのものなので、ついこのページを開いてしまった方はごめんなさい。
NHK夜ドラ「VRおじさんの初恋」全話見終わりました。
ここ数年で最高のドラマだったと思います。
もちろん好みもありますので、これはあくまでも私の感想。
私自身は全くVRの世界に興味はなく、なぜ今ドラマを見始めたか分かりませんが、自動録画で撮れていた気がします。
話は、公式サイトにも書いてありますが、現実世界とバーチャル世界を行き交いながら中年のサラリーマンの初恋を描くヒューマンドラマ。
最初は、現実では恋もできない中年の男が、VRの世界で可愛い女の子に恋をするというお話かと思い、暇つぶしに見ていましたが、どんでもない展開になっていく。
少しネタバレになってしまうが、VRの世界の可愛い女の子が現実の世界では病におかわれた、経済的には豊かだが孤独に一人で暮らしている男性の老人だった。
とてもがっかりした中年男は、2度と会うまいと思ったがさらにいろいろな展開が起き、現実世界でもその老人と友情とも愛情ともつかない感情が芽生えてゆく。
月曜日から木曜日の夜に連続で放送しているが、私は翌朝妻が会社に出かけた後一人でコーヒーを入れ、このひと時を大切にしていた。
超プライベートな話だが、現在は妻が外に勤めに出て私はアトリエで絵を描いて生活しているが、もっぱら妻の収入に頼って生きている。
妻は「いつかはあなたの絵で贅沢に生きていけると信じているよ」
なんて言っているが、私の思うままに生きて欲しいと思っているらしい。
美味しいコーヒーを飲みながらこのドラマを見ているひとときは、私自身も現実社会から離れている気がして、とても不思議なじかんだった。
特に最終回から3話さかのぼって最後はいっぺんに見たいと思い、我慢して先ほど一気に3話最終回まで見終わった。
いい年をして、涙ボロボロでハンカチがぐっしょりになってしまった。
こんな内容は全く自分の今の思いを何かに書き留めたくて、PCをつけました。
幾つになってもピュアな気持ちを忘れづに生きていたい。
アーティストは特に死ぬまでピュアな心を失ったらやっていけない。
ほとんど見たことのないthreadsでお一人だけ読ませていただいているのは、@ishimorinacoさん。
「芸芸術家は技術を向上させることよりも
自尊心を満たすことが大切
才能で人々に希望を与えられるのだから
何かに勝ちたい
評価が欲しい
こんなことで立ち止まっている場合じゃないんですのよ」
私自身も芸術家の端くれと思っているので、nacoさんの言葉にはいつま刺さるものがある。
ただ漠然と生活していると、そう言った心がどんどんどこかにいってしまい、
次回の病院の予約はいつだけ、庭の草刈りしなくちゃな
なんてことばかりになってしまう。
病院の予約も庭の草刈りもしますが、心はいつも自由でありたい。