画材・道具

アクリルガッシュとアクリルカラー違いと特徴。

いまだ初心者の域ですが、アクリル絵の具を使い始めた頃の疑問やヒントなどを記事にしたいと思います。

 

アクリル絵を使い始めたきっかけ

 

アクリル絵の具を使おうと思ったきっかけは、歴史的にみても油絵より短く、当然作品も、作者もアクリル絵の具派のほうが少ないし、少ないほうが画化になるのは有利かと思い始めました。

人生の後半になってから画家になりたい などど思ったので、邪心ですが少しでも競争相手が少ないジャンルを選んだつもりでした。

そして、尊敬する画家の方がアクリル絵の具を使っており、アドバイスを頂けたので決断をしました。

アクリル絵の具の種類と特徴(washioの見解)

(これは自己流とグーグル検索での知識で作品を創っている私の見解なので選考程度に。)

大きく分けて、「アクリルガッシュ」と「アクリルカラー」に分けて考えました。

共通の特長としては、接着力が強く、紙以外に木・布・金属・プラスチック・発泡スチロールetc.幅広い 材質に着色することができ、乾くと耐水性になる点で、ここが水彩絵の具と大きくちがうところです。

アクリルガッシュの特長としては、

・乾くと耐水性になる

・艶消しになる

・乾くのが早い

・隠ぺい力が強くムラになりにくい

私が感じるアクリルガッシュの特徴です。

乾くと耐水性になる

 

これはアクリル絵の具全般に言えることですが、完全に乾くと耐水性になります。

なので描き損じたり、修正したいときは、上からどんどん描いていけるので、思い切った作品作りができます。

 

艶消しになる

 

これはアクリルカラーとアクリルガッシュの違いの大きな特徴の違いになりますが。

アクリルカラーは塗り重ねていくと油絵のような光沢が出てきます。

ですがアクリルガッシュは塗り重ねてもマットな質感が変わりません。

これは好みにもよりますが、私の場合作品によって使い分けています。

またアクリルガッシュを使って、マットな仕上がりにした後にツヤっぽくしたければ、仕上げ剤でグロスバーニッシュなどを使って光沢のある作品に仕上げることもできます。

 

 

乾くのが速い

これはアクリル絵の具全般に言える事ですが、水彩絵の具や油絵具に比べて乾く速度がかなり速いです。

これは長所でもあり、使っていて難しいところでもあります。

乾燥が早いので、どんどん作業が進められ、制作に時間がとれない時はとてもありがたく感じます。

特に冬などの乾燥する季節は乾くのが早く、サイズの多いな作品でグラデーションを描いている時などは、手早い作業が必要になります。

使った筆などはウッカリ放っておくと乾燥して硬くなってしますので使うごとに水につけておくか、水洗いをする必要があります。

もっとも乾燥を遅らせるためのスロードライブレンディングメディウムリターディングメディウムなど乾燥を遅らせるメディウムを混ぜて使うことで、ぼかしやグラデーションをなめらかなタッチで描く方法もできるので、この乾燥が早い絵の具は長所のほうが多い画材と言えるでしょう。

スロードライブレンディングメディウムリターディングメディウムの記事もご覧ください。

 

 

 

隠ぺい力が強くムラになりにくい

この隠ぺい力が強いというのは、アクリルガッシュの方が強く、色を塗り重ねる場合など、下になった色が強く隠せるので、描き損じたりしてもその上から修正がしっかり出来るので、思い切った作品づくりが出来ます。

また透明水彩絵の具などは。色のよりうすいところから塗り、白いところは塗らないように、マスキング液などでカバーする、など計算しなければいけませんが、隠ぺい力の強いアクリル絵の具は、より遠い背景から描けるので、距離感が出しやすいなど描き方ののびのびと描ける気がします。(これは私の感覚なので参考までに)

ムラになりにくいという特徴も、隠ぺい力が強いおかげで下地が出ることなく描けるので、乾いた後はとてもムラのない仕上がりになります。

アクリルカラーは、透明・半透明・不透明と色によって種類があり、名前のごとく透明→半透明→不透明の順で隠ぺい力が強くなります。

しかし重ね塗りを繰り返していくと、隠ぺい力も強くなります。

透明のアクリルカラーの特性を生かすには、あまり厚く塗り重ねないことも大切です。

(これはあくまでも私の使って行った経験上の感想です。)

まとめ

上記は、まったく独学でまた、メーカーのHPなどを参考にして描き続けた感想です。

専門の方やベテランの方には、「あたりまえ」もしくは「違うよ」という意見もあるかと思いますが、私のようにまったくの素人から頑張って画家を目指している私と同じ夢を追いかけている仲間の参考に少しでもなれば、と思い記事にしました。

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