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キャンバス画。側面まで描いた方が良いのか?描く場合のメリットとデメリット

キャンバス画。側面まで描いた方が良いのか?描く場合のメリットとは。

こんにちはwashioです。

最近画家一本で生きていく決意をし、生業としていた美容室を閉店しました。

美容室を閉店した経緯は違う記事にしましたので、おほまな時に読んでみてください。

30年間やってきた美容室を閉店することになりました。

そして毎日作品のことについて色々考えたり、実験したりしていると、

ふと思うことがありました。

私は日頃キャンバスに作品を描く場合、キャンバスのサイドまで描き込んでいます。

キャンバスは、そのまま壁に飾る場合。また額装して飾る場合とがありますが、

もちろん額装する時はキャンバスの側面は見えないので描く意味もないのですが、私は額装した作品も、所有者の気分でキャンバスのまま飾れるようにどちらも側面まで描くようにしています。

そこで改めてキャンバスの側面まで描き込むメリットなどを考えて記事にしてみました。

 

キャンバスの側面まで描いた場合のメリット

 

 

3D効果の追加

 

キャンバスの側面まで描くことで、絵が立体感や奥行きを効果的にを生み出すことができます。

これにより、作品がより平面の作品でも、立体的で迫力のある印象を与えることができます。

側面に描いた奥行き感の説明

 

アートの完成感

 

キャンバスの側面まで描きこむことで、作品が完全に仕上がっているように見えます。

特にキャンバスを壁に掛ける場合、側面の仕上げがプロの印象を与えることがあります。

 

 

ギャラリーでの展示

 

ギャラリーで作品を展示する場合、側面まで描いておくことは一般的です。

これにより、作品が見栄え良く、プロの仕上げを持っているという印象を与えることができます。

以前は作品を額装しないでギャラリーでの展示はあまりなかったようですが、現在は額装のない多くの作品を見かけます。

また私個人的な経験ですが、絵画収集が趣味というわけではないお客様は、キャンバスの側面まで描き込んであるとそこが刺さって購入になることも少なくない気がします、

 

 

 

キャンバスの側面まで描いた場合のデメリット

 

制約

キャンバスの側面まで描くことは、キャンバスの厚さや形状に制約を課すことがあります。

これにより、制作の際に一定の制約が生じて、アート作品のデザインに影響を及ぼすことがあります。

例えば作品にモデリングペーストを多めに使ったもので、ご依頼いただいたお客様が自分で額装は考えたいという時。

側面までモデリングペーストを施すと額縁に入らない場合が生じてきますのでその時は作品の延長では描きませんが、作品のイメージでサイドを色塗りだけしておきます、

 

 

余分な労力

 

側面まで描き込むためには、追加の労力と時間がかかる場合があり、制作において手間とコストがかかることを考えなければなりません。

とはいえ小さな作品でしたら、絵を描いてゆく流れで描けてしまいますし、習慣になっていると自然に描けます。

 

 

装飾スタイルに合わない場合

 

アート作品のスタイルや糸によっては、側面まで描き込むことが適切ではない場合もあります。

アブストラクトな作品や一部の装飾スおタイルでは、キャンバスの側面まで生かす必要がないこともあります。

したがって、キャンバスのセクメンまで描き込むかどうかは、アート作品のコンセプトに依存します。

鷲尾の場合、古い時代の作品に見せたいという意図がある場合は、キャンバスの白地のままにしています。

モネやミレーの印象画ふうに描く時などです。

 

最もそういう場合はほとんど額装してしまうのでどちらでもいいんんですけれどね(笑)

 

 

washioの場合

 

washioの場合、繰り返しになりますが、小さめの作品は、額装するかしないかにかかわらず、キャンバスの側面まで書き込むようにしています。

小作品で額装をせずに壁に飾る場合、側面まで書き込むと、サイズは小さいが一回り大きな作品に感じる。

とか

繰り返しになりますが、平面なのに立体的に感じる。

そんな効果を与えることができるのに、わずかな労力で効果は何倍かになります。

 

一方大きな作品は、もともと大きさがあるために、先ほど言いた効果はそれほどかんじないのですが、

作品自体が大きいために額装をしない時には、キャンバスの側面の面積も大きくなります。

そのために作品の色味とあまりにも違う(普通は側面は白ですよね)場合、側面が白いままだとせっかく描いた作品が薄っぺらく見えてしまうので、側面まで書き込まないにしろ、作品に合う色を塗り、引き締めておいた方が良いでしょう。

せっかく描いた作品ですので、見る人の印象を少しでもよくしてもらいたいですよね。

これらの考え方はwashio個人の考え方なので、ちょっと違うぞっと思う方は流してください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

これからも少しでも面白げな記事を書ければと思っています。

これからもよろしくお願いいたします。

washio

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