「山と画家の出会い 人生を変えた絶景」美術展が丸山挽歌記念館で。
こんにちはwashioです。
「人生を変えた絶景」なんて言うと、いったい何のことだろうと思われるでしょうね。
長野県東御市にある丸山晩霞記念館では現在「「山と画家の出会い 人生を変えた絶景」と銘打った展覧会が開かれています。
山岳画と言う言葉は知っていましたが、山岳画を集めた作品展は初めてでした。
明治初頭まで、日本の山は信仰の対象、あるいは修行や狩猟の場でしたが、西洋の近代登山が日本に紹介されるにつれて、登山はスポーツやレジャーとしてたちまち日本中に広まりました。そんな時「山岳文化」を広げるために丸山晩霞らは山に登り風景・紀行文などを書きました。登山へのあこがれは今日も人々を魅了し続けています。今回の作品展は、山岳画のパイオニアである丸山晩夏に加え、ベテランの山岳画家の武井清・千葉潔・故上田太郎、そして東御市出身の春原直人の山岳画展でした。
どの作品も、とても迫力があり素晴らしいものでした。中でも武井清さんの「春の穂高連峰」と言う作品は圧巻で、圧倒されるほどに感動しました。私は今まで数多くの展覧会に行き、多くの作品を見てきましたが、感動したものと言えば、作者を知っていてその画家の生きざまを含めて感動したものでした。しかし今回は作者の知識がまったくない上で、ここまで感動した作品は初めてと言っていいくらいの衝撃でした。
この企画展、12月25日日曜日まで、感動したい方一見の価値ありです。
washio