日々の出来事

肝心な時。なんとも気の利いたことが言えなく余計なことを言ってしまう私

恥ずかしいおもい

 

先日、友人のお父さんの葬儀に参列しました。

友人は高校生からの友達で、自宅に本人がいなくても上がり込んでいたような親しい間がらでした。

もちろんご両親とも親切にしていただき、親戚のようにお付き合いをしていた。

ここ数年おからだも弱ってきて、老人施設に入所していて、コロナ禍ということもありご家族もなかなか会うこともままならない状態でしたので、いくら親しくしていたと言っても私は全くお会いする機会がありませんでした。

他の友人から訃報の連絡をもらった時には、自分の親を失った時と同じくらい悲しくなりました。

葬儀の時に、久しぶりに友人の妹さんともお会いしたのですが、なんとも気の利いたことの言えない私の性格で、不意に出た言葉が「どうも、髪伸びたね」・・・・

妹さんも戸惑った様子でしたが、大人な対応「大忙しい中、ありがとうございました。」

 

私は齢62をむかえたジジイのくせして、バカ丸出しで情けないことこの上ない思いでした。

 

 

肝心な時に気の利いたことが言えない

 

美容師という職業柄、日頃サロンでお客様と話すことは全く苦労はしないのだが、こと公の場に出ると全く場違いな言葉が不意に出てしまい、なんとも恥ずかしい思いをしたことばかり思い出される。

もともとええ格好しいな性格なので、どんな時でもそつなく振る舞おうとしすぎる。そして緊張して大きくはずしてしまう。

この性格、自分でも嫌になってしまうのだが、直そうと思ってもなかなか治らない。

そんな場所に居合わせたことのない知り合いは、私は以前青年会議所に所属していたこともあり、人前で喋ることは得意だと思われているようで、冠婚葬祭の受付やスピーチなどを頼まれる時もあり、そんな時も3度に1度くらいは案の定おかしなことをやらかしてしまう。

そこが普段からええ格好しいで、頼まれても丁寧にお断りすれば良いのだが、ついついお受けしてしまうのだ。

ちょっと話はずれるが、先日のはなし、最近いまさらながら「ペイペイ」なるスマホ決済が使えるようになった。

私のスマホにはペイペイはとうにダウンロードしてあるのだが、それは家内が私名義の税金を支払うために入れておいたもの。

私自身は物事そつなくこなしたいという思いから、「俺は常に現金決済の主義なんだ」などと言い訳をしてスマホ決済を避けてきた。

いよいよ周りの人々がスマホ決済をを使って当たり前という雰囲気になった昨今、自分なりに勉強して使って見ることにしたときの出来事である。

自宅の近くにあるホームセンターで買い物をする際、ここで使ってみようと決めて入店。

もちろんその店で、ペイペイで支払いが出来るがことも確認済みだ。

会計の時に、気持ちは恐る恐る、見た目は堂々と「支払いはペイペイで」と告げると、レジにいた私と同年代と思われるパートらしきおばさんスタッフの方は、なんの表情も変えずに私が出したペイペイの支払い画面にバーコードリーダーを向けた。

私は、自分のやり方に間違いがなかったと、ホット胸を撫で下ろしたその時。

首を傾げるレジスタッフの方。

「おかしいなーもう一度お願いします。」

何回やってもうまく行かない。

そして「すみません店長を読んできます」

そう言って店長さんを呼びに行った。

後ろに並んでいるお客様はイライラした気配で待っているのが気になる。

ようやく店長さんがやってきて、再度バーコードリーダーで・・・

「お客さん、残高が足りないですね」

何ともありがちなお恥ずかしい落ちなのですが、慌てて財布を出し現金で支払った。

その時何ともない顔をして、「あっそう。じゃ現金で支払います」と言えばよいものを、

「ペイペイの使い方を知らないわけじゃないんです」・・・・

清水の舞台から飛び降りる思いで、スマホ決済の挑戦があえなく玉砕しただけではなく、そのあといつまでもあの場にいた人々は、自分のことを何と思ったのだろかと、夜 ふとんに入ってからも頭の中はその光景でいっぱいになる。

 

そんな私なので、友人の父親の葬儀の時の光景が今も毎日私を悩ませているのです。

本当は友人のお父さんへ、純粋にお別れのために行ったのに、自分の小ささにも腹が立つ今日この頃です。

washio

 

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