50歳を過ぎてから絵を始めるためにやるデッサン。画材選び鉛筆編
目次
はじめに
こちらのページは素人の中年が絵を始めるにあたって、まずはデッサンが描けなければと思い、なおかつ若者に比べてはるかに時間が足りないと思い自己流で身につけた方法です。
若いころから絵を描くということが好きでしたが、自分で「上手い」と思うものが描ければそれで充分だと思っていました。
50歳を過ぎてまた好きな絵を本気で描きたい、そしてもう少し多くの人に見てもらいえる作品を描きたい、それにはまずデッサンを身につけよう思いました。
デッサンとは必ずしも正確だったり、上手に描ければよいというものではないと思いますが、それでもこれを身につけておかないとここから先に進ません。
自己流とはいえ全く何もないところから始めることはできません。しかし若者に比べて時間が無いという焦りもあって参考になる書籍何冊かを購入して、納得できるところ、ためになりそうなところだけを自分流に学びました。
専門の勉強をしたり、もう身に付けている方はあまり参考にならないと思いますのでご容赦ください。
画材
私の住む地方の小さい街には、画材の専門店があまり無いのが実情だと思います。
結局ネットショップで購入することになりますが、種類も沢山ありどんなものをそろえればよいかわかりませが、デッサンに必要な道具はシンプルですので、私がそろえたものを参考までに載せておきます。
鉛筆
「鉛筆の持ち方」「力の入れ具合」といった事は絵画教室に入ったような勉強でつまらないです。
せっかく自分流でやるなら、格好良くデッサンが描け、プロになた気分で描くほうがモチベーションも上がるというものです。自分の好きなブランドの鉛筆を用意しましょう。
三菱鉛筆Hi-uni
私が最初に用意したのは「三菱鉛筆Hi-uni」でした。
実際に使う硬度は2Hから6Bくらいあれば十分な気がしますが、三菱鉛筆ハイユニアートセットは硬度が22硬度あります。
描き味は全体的に柔らかい描き心地で、硬度の段階が均等で描きやすい気がいします。
ただ柔らかさが、力の調節を慎重にさせることがあります。
このセットを持っていると、かなり気分が上がります。
ステッドラー マルス ルモグラフ
そして次に購入したのは「STAEDTLER/ステッドラー マルス ルモグラフ スペシャルパッケージ illustration by Kunio Kato」
このセットは、私の使っているものの画像ですが「つみきのいえ」で有名、加藤久仁生が仕上げた特別企画パッケージです。
このステッドラーの青い鉛筆は美大生やプロの画家、イラストレーターなどこれを使うことがプロのあかしのような気がして手に入れました。
描き味は全体的にしっかりしていて、ハイユニに比べて0.5段階くらい硬めな気がします。
その硬さが、薄く微妙な部分を描くときに、少しずつ描くことができて気持ちがいい。
[itemlink post_id="2200"]
ファーバーカステル
私の持っているファイバーカステル社鉛筆はこの「水彩グラファイト鉛筆 5硬度入 ブリスターセット 」
この鉛筆は描いたものに水を使うと、水に溶けだして水彩画のような表現が出来上がります。
ちょっと変わっていて楽しいですが、持っているとかなりカッコいいと思い買いましたがほとんど使うことは今のところありません。
まとめ
私が今のところ絵のために所有している鉛筆はこの3種類ですが、使っているのはハイユニとルモグラフです。
どちらを使っても問題はありませんが、三菱鉛筆のハイユニは地方の文具店やホームセンターなどでも手に入れることができます。
一つの作品にハイユニとルモグラフを混ぜて使うことはありません。
決していけないわけではないのですが描くフィーリングが変わってしまい、うまく仕事ができないような気がします。
そして、三菱鉛筆のハイユニの硬度は22硬度(10H・9H・8H・7H・6H・5H・4H・3H・2H・H・F・HB・B・2B・3B・4B・5B・6B・7B・8B・9B・10B)
こんなにたくさんの硬度のある鉛筆を持ているだけで気分が最高に上がりますよね。
気分よく絵を描くことがまず大切だと私は思います。
今回は私が持っている猿臂ちうについて書きましたが、基本はどんな鉛筆でも使ってみないとわからない気がします。
本格画材店にしか売っていないものや、100円均一のお店で100円で5本も入っているものも使ってみました。
100円均一の物が全く使いにくいということはありませんでしたが、個体によって描きムラがあるのと、個体によって途中で芯が折れているものが入っていることがあります。
もっともこれはどんな鉛筆でも、流通から管理の段階で芯が割れることはありますが、もともとの強度も違うのかもしれません。
いずれにしても、描いているときに楽しいということと、これからどんどん良くなると感じること、そして描き上げた作品がどんなものだとしても、「いいじゃん」と思えることが重要ですので、仮にこれからプロになって、テレビの撮影が入ったとしても、恥ずかしくないものがいいですね。