こんにちは、washioです。
今回は軽井沢町にある、セゾン現代美術館をご紹介します。
この美術館はコレクションも素晴らしいのですが、庭や環境もすごいのでそちらを中心に記事にしました。
おすすめしたい理由から言うと、こちらの美術館は企画展、常設作品ともに素晴らしいのですが、美術館を利用しなくても庭園に入ることは自由にさせていただいています。
近くの別荘の方や地元の私などは、時々お散歩というか命の洗濯にお邪魔しています。
一人で歩いても、カップルで散歩しても、絶対に最高の気分を味わえる異次元の空間です。
記事にもしましたが庭園のいたるところに素晴らしい彫刻た点在していて、こんな素敵な空間が無料で開放されていることが奇跡としか言いようがありません。
- 駐車場に車を停めたときに見てほしいこと。
- エントランスに圧倒されて期待を高めること。
- 庭と彫刻が素晴らしい。
- 美術館建物
- コレクション
- ショップ&カフェ
目次
軽井沢セゾン美術館。内容も環境も素晴らしいという話【お散歩だけでも最高です】
駐車場に車を停めたときに見てほしいこと。
セゾン美術館の駐車場はエントランスと道を挟んだ場所にありますが、駐車場の向こうにたたずむ池「里池」は、まるで妖精でも出てきそうな雰囲気のただようものです。
春は若葉の新緑、夏は緑豊かな木立、秋は落葉樹の紅葉が四季折々の自然を満喫させてくれます。
美術館に入る前にこちらの景色もぜひ楽しんでみてください。
この駐車場の脇から山のほうに入っていくと「里池」の源流の滝「千ヶ滝」があります。
とても素晴らしいので、そのうち記事にしたいと思います。
エントランスに圧倒されて期待を高めること。
この美術館のエントランスは重厚な鉄の扉でできていて、この扉を見ただけでもここから先にある素晴らしい景色が期待できます。
この門は、彫刻家の若林奮さんの作品で、この美術館のために制作されました。
そして若林さんの作品はこの庭の中にもあり、庭全体も監修しています。
広い庭園の中ある小川は、先ほどの里池から流れ込んでいて、この7500坪もの庭園の豊かな自然の中には、たくさんの彫刻作品が点在していて、思いもよらないところからひょこっと顔を出す作品を見つけるのも楽しみです。
美術館の建物も素晴らしい。
庭園の奥まった先にまったく自己主張しない建物がセゾン現代美術館がひっそりとたたずんでいます。
この建物の設計はあの出雲大社神こ殿や萩市、福岡市の庁舎などを手掛けた菊竹清訓氏です。
これほど自然の緑と一体に溶け合っている美術館は多くありません。
美術館に来たというよりこの環境にひたりにきたと言ってもよいほどひっそりと存在しています。
受付には素敵なご婦人が二人でお出迎えをしてくれます。
コレクション
今回の企画展は、一部写真撮影可でしたので、その作品の一部門田光雅氏の作品をを掲載させていただきます。
(権利的な問題がありましたらすぐに掲載を控えますのでご連絡ください)
毎年現代アートの企画展を1〜2回開催されているようです。
現在は(2019.4.20-9.1)「小野耕石×門田光雅 THE ENGINE遊動される脳ミソ」がひらかれています。
所蔵作品は、アンディ・ウォーホル ジョージ・シーガル リキテンスタイン など世界を代表する作家の作品があります。
中でも マグダレ. ーナ・アバカノヴィッチ作【ワルシャワ―40体の背中】とアンゼルム・キーファー作「革命の女たち」は別室の展示となり、足がすくんで動けなくなるくらいの衝撃でした。
ショップ&カフェがめっちゃオシャレです
提供元:セゾン現代美術館
併設されているカフェ・ヤマアラシがとても環境にマッチしていておしゃれ。
広い庭園にひっそりとたたずむ美術館の脇にある、おしゃれで隠れ家的なカフェ・ヤマアラシはまわりの人には教えたくない感じです。
メニューは地元のオーガニック食材をを使ったオリジナルメニューが充実しています。
ドリンクはテイクアウトもできます。
営業は4月から11月末までと言うことです。
以上セゾン美術館を地元軽井沢に住むwashioが記事にしました。
繰り返しになりますが、ふらりと出かけて、異次元の空間をお金もかからずに楽しめる場所は、めったにありません。
利用される方は、今後有料にならないようにしっかりマナーを守って行きましょう。
最後に自分のこと
ここまで読んでいただいて本当にありがとうございました。
ここからはwashio自身のこと、。ためになることではないので読まなくてもOKです。
暇つぶしの方だけ読んでみてください。
このセゾン美術館に初めて訪れたのは私は高校1年生の時でした。
嫌いだった父親からの誘いでしたが、絵を見たいと思うが強く、嫌いな父親でしたが二人で来た初美術館でした。
高校1年の私には現代美術と言うものがよく解らなかったのですが、「なんだかすごい」と感じたことは記憶しています。
当時父親は無職で私の学校が半日で終わる土曜日に、通学電車で下車する駅の前に車で待っていて
「セゾン美術館行くけど一緒に行くか」
と言われましたが、絵は見たいものの、列車から降りてくる他校の学生たちに無職の親を見られたくなくて、すぐに車に乗り込みました。
父は、そんなに美術館に行きたかったのかというような笑みを浮かべたのを見た私は、親を見られて恥ずかしいという自分の気持ちを悟られなくてよかったという気持ちと、
「美術館よりあんたが見られたくなかったんだよ」
という腹立たしさの入り混じったことを思い出すと、今でも気持ちがざらざらします。
今思い出すと、無職だった父もすきでしごとを失ったわけでもないし、プライドの高い人だったから複雑な気持ちで生きていたんだろうなと思うと、息子として切ない気持ちになります。
今でもセゾン美術館へ行くと、その出来事が思い出され、今年で23回忌を迎える父が懐かしく思い出されます。