生き方 画家として

20歳。超イケメン画家が○○賞を受賞。どうせ整形でしょ?

 

こんにちはwashioです。

今回もメンターのお話をシェアしますが、少しwashioが消化した形でご紹介します。

 

人間って嫉妬深い

20歳。超イケメン画家が○○賞を受賞。どうせ整形でしょ?

 

 

「嫉妬とは、相手に対して能力の劣ることの無意識なあらわれに過ぎない。」

-塩野七生-(歴史作家・小説家)

 

 

あなたが仮に40代男性アーティストだとして、

こんな記事を見かけたらどう感じるだろう?

 

「世界でも権威ある、○○公募展最優秀賞受賞作品、を描いた超イケメン画家が話題に」

 

写真を眺めながら、あなたはこんな風に考えるかもしれない。

「たいしてイケメンじゃないよね」

「どうせ整形でしょ」

「単なるまぐれでしょ」

「裏金でもつかったんじゃね」

「そんな画家、すぐに消えるよ」

「たまたまに決まってる」

「どうせオタクで性格悪いんじゃねー」

 

ネット上では、悪意のあるこんな記事があふれる。

 

なるほど、確かにイケメンかどうかは、好みに分かれます。

好みは人それぞれですので。

しかし、とっさにこんな反応が出るのは、非常にもったいないと思います。

何故なら嫉妬が先に立ってしまい、悪い部分に焦点を合わせてしまうと、

それ以降は良い部分も捻じ曲げて考えてしまう。

 

ですので記事にどれだけ良いことが書かれていても、

それ以降は素直に受け入れられなくなってしまいます。

 

人間の脳の働きって面倒くさい?

脳の働きは面倒くさい

しかしこれは脳の構造上、仕方のないことだそうです。

 

脳はある意味自分を守るために、自分以外を競争相手相手とみなします。

それゆえに

 

・他人の失敗は「自分の報酬」

・他人の成功は「自分の損失」

 

とプログラムされているんだそうです。

中脳に分布する「ドーパミンニューロン」は、脳の報酬システムの中枢として知られていますが、

これらのニューロンは、予測していたより大きな報酬が得られたときに活動を上昇させ、

予測していたよりも小さな報酬しか得られなかった時には活動が制御されます。

したがって

他人が失敗した時には、自分の報酬ととらえるために、ドーパミンニューロンは活動を上昇させ、

他人の成功は報酬の損失ととらえるため、ドーパミンニューロンは活動を制御します。

 

人気の芸能人の不倫が発覚して、人々に袋叩きにされたり、

六本木に住む大金持ちが破産して、ホームレスになるという情報も

私たちの生活には何の関係もないのですが、

・・・・・・・

何の関係もないのですが、そんなニュースを見ると、

私たちの脳はドーパミンニューロンがジャブジャブ出てきて、お祭り騒ぎをします。

それゆえに、SNSなどの匿名性のある場所では、こんなネタがお祭り騒ぎになるんだそうです。

結局

私たちの脳には、他人の失敗を本能的に喜ぶように、プログラムされているんだそうです。

 

ですので、「嫉妬」という感情は、ある程度仕方のないものですが、

賢明な私たちは、自分の脳をコントロールしなければいけません。

それが出来ないと、あらゆるシーンで学びのチャンスを失ってしまいます。

 

 

そういう私も、

「現役美容師の描いた絵画作品、オークションで1億円で落札」

 

そんな記事を目にしたら、

心穏やかではありません。

「美容師」「絵画作品」「1億円」

どのワードを見ても嫉妬の炎がメラメラと燃え上がります。

私たちの脳が、そういう信号を出しているんだから仕方がありません。

でもこんな時は心を、無理矢理にでも落ち着けましょう。

 

そしてその1億円の絵を描いた「現役美容師」について調べ、

彼のインタビューをじっくり読んだり

彼のブログや、SNSがあればしっかり隅から隅まで目を通して何かを探ります。

 

 

もしかすると自分にとって、役に立つヒントがあるかもしれません。

 

「嫉妬の感情」が先行してしまうと、

悪い面ばかりを探して、すべて色眼鏡で見てしまいます。

20歳イケメン画家も、嫉妬した感情で見てしまうと、

彼がどうやってチャンスを引き込んだか、

どんな工夫をしてテクニックを身につけたか。

 

そんな素晴らしい内容を語っても、

「どうせ・・・・・・・」

妬みの感情が先行して、それこそせっかくのチャンスを逃すことにもなりかねない。

 

それほどまでに私たちの脳は、

先入観に左右されてしまいます。

これは科学的実験によっても証明されています。

 

 

根本的な対策は無いそうですが・・・

嫉妬の対策

 

根本的な解決ほうはないのですが、

対策としては2つ。

 

・「自分のレベルを上げること」

・「意識をすること」

 

この2つだそうです。

まずは単純に自分のレベルを上げてしまえば、嫉妬の感情の頻度は減ります。

極端な話

年収10億円の人が

年収1億円の人を見ても

別に嫉妬はしないでしょう。

オークションで1億円の付く作品を描けなくても

オーダーの依頼が途切れなく来ていれば、

他人の成功や失敗も、それほど気にならなくなります。

自分に自信が無かったり

心に余裕が無かったりするから、他人のことばかり気になり

引きずり下ろしたい感情になるのです。

そして

日頃から「人間は嫉妬をする生き物だ」

という事をしっかり認識しておくことです。

意識をして、嫉妬の感情が暴走するのを止める努力をしましょう。

 

我以外皆我師

我以外皆我師

 

「我以外皆我師」われいがいみなわがし

 

作家「吉川英治」さんの言葉で

「自分以外はみんなが先生」という意味だそうです。

 

みんなとまではいかなくても。

「成功者」と呼ばれる人の話しは、先入観を捨てて

素直に耳を傾けることで、開けることが沢山あります。

 

自分の目指す分野なら、なおさらのことでしょう。

たとえその人が好ましくない人でも

何かの分野で成功しているなら、一度は耳を傾けた方が良い。

上手くいっているには、それなりの理由があるのだから、

その理由をしっかり分析するぐらいの姿勢を身につけましょう。

 

せっかくの学びのチャンスを、見過ごしてしまいます。

言い訳が口癖になっている人は、気を付けて!

 

私たちに重要なのは、20歳イケメンではなく

彼がどのようにしてチャンスをつかんだのか

チャンスをつかめるようになるのはどんな努力をしたのか

 

そっちの方が100万倍も重要です。

とりあえず

嫉妬心を脇に置いておいて

リスペクトすることから始めたほうが、

人生の「学び」のチャンスが増えることになるでしょう。

もちろん学ぶことが無いなと判断したら、

スルーすればいいだけの話しです。

悪い感情を持つ癖を無くしましょう。

もしかしたら、嫉妬を覚えたその人が、

自分の運命を左右する重要な人物かもしれないのですから。

 

washioはかなり嫉妬深い人間です。

 

しかも、嫉妬深いと思われるのがものすごく嫌な、面倒くさい男です。

今日の記事は常に自分を戒めるために書きました。

脳のことや難しい話は素人のたわごととお許しください。

人を嫉妬している暇があったのなら、一ミリでも自分のレベルを上げる努力をしましょう。(自分に言い聞かせています。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

これからも宜しくお願い致します。

washio

 

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