カメラ 絵を描く

写真を撮ることで画力を上げるられる?

以前に撮った写真の整理をしている時に、ふと最近描いている風景と同じような撮影作品があることに気が付きました。

当時はデジタル一眼撮影テクニック、などの本を読み勉強していましたが、そうもその頃の知識が今自分で描いている絵にも知らず知らずに影響をしているようです。

ここで改めてカメラ撮影の知識を絵の作品づくりに役立つよう整理してみたいと思います。

 

一枚の平面作品として

一枚の平面作品として、例えば風景を考えてみると写真も絵画作品もともに共通点は沢山あります。

写真撮テクニックの基本は、構図(フレーミング)とアングルでしょう。

構図では

3分割法

人間が美しいと感じる配置分割法

画面の縦横を3つに分割して、「1:2」の比率で被写体を配置する構図です。デジタルカメラのフレーミングガイド(格子線表示)機能を使用するとイメージしやすく、おすすめです。 別名「黄金比構図(*)」とも呼ばれる配置・分割法です。

3角構図

安定感や高さ、奥行きを表現

安定感や高さ・奥行きの表現に有効な構図です。例えば、高い木など三角形に配置して高さを表現することや、まっすぐに伸びる道などをこの形にすると奥行きが感じられます

 

対角線構図

躍動感や視線の誘導

対角線構図とは、並木や道路・木の枝など、直線的に伸びる被写体を対角線方向に配置する技法です。視線の誘導や、躍動感などの効果が期待できます。

 

額縁効果

室内から外を見た時の窓枠の効果

被写体の周りに木の枝や建造物を写し込み、あたかも額縁に入れたように切り取って見せる技法です。見せたい被写体に注目させる効果があります。自然の物だけではなく、部屋の窓からの風景を撮影するのも良いのではないでしょうか。
特に日本庭園などは最初から額縁効果を狙って作られている場合もあるようです

 

ローアングル撮影

ーアングル撮影は、地面に近い位置から上を仰ぎ見るように撮影します。空が大きく入り、大胆な写真になります。
また、俯瞰撮影は少し高いところに上って、見下ろすような写真です

 

日の丸構図

日の丸構図はその名の通り被写体をど真ん中に持ってくる表現方法です。構図を全く意識せずに撮っていたり、初心者にはありがちの構図で、何の変化もない平凡な写真になりがちな構図ですが作者が訴えたいものをずばーっと潔く持ってくるあたり、好きな人にはたまりません。

 

黄金分割

 

黄金分割日などと書くとなにやら難しく感じるかもしれませんが、重要なのは対角線である2本の「 分割線 」と4つの「 黄金分割点 」のいずれかに主題を配置することです。

 

 

結局

代表的な写真の構図をいくつかあげましたが、どれも人の目で見てバランスが良かったり、何気に引き付けられたりと 、

絵と写真は全く異なるようで実はよく似ていてそれは一枚の画であるということです。
絵は紙にペンや絵の具、あるいはパソコンなどを使って描きますが、写真はカメラという機材で目の前の光景を切り取って描きます。

 

出来上がったものはアナログであれデジタルであれ一枚の画です。
結局、使う画材と描き方が違うだけで画を作り出すという点では変わりがないのです。

-カメラ, 絵を描く

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