絵の作品証明書、どうしていますか? 海外でも通用する、アーティスト自身が発行する証明書のつくり方
目次
【アーティスト本人が発行する作品証明書のすすめ】
先日、登録しているギャラリーから「作品証明書」について説明を受ける機会がありました。
ギャラリー側でも発行はするけれど、アーティスト本人が発行する証明書があると、特に海外への販売時に信頼性が増すとのことでした。
これまで私は、作品証明書の必要性を深く考えたことがなかったのですが、この話をきっかけにあらためて学び直し、自作の絵に証明書を付けるようになりました。
【作品証明書とは】
趣味として絵を描いていた頃は、そもそも作品証明書という存在すら知りませんでした。
「贋作が出るくらいの画家になれたらいいな」などと冗談を言っていた頃、あるテレビ番組で贋作師が特集されており、そこでも「証明書の有無」が重要な判断材料になるという話が出ていました。
それ以来、次のような点で、作品証明書の重要性を実感しています:
- 贋作防止
- 価値の担保
- 所有者の証明
- 作家としての責任
また、海外では証明書の添付がごく一般的であり、アーティストの“誠実さ”の表れとしても受け取られるそうです。
【証明書に記載している項目】
以下の内容を基本にしています:
- 作家名
- 作品タイトル
- 制作年
- 技法(アクリル/キャンバスなど)
- サイズ
- サインの有無
- エディション(ある場合)
- コメント(作品の背景など、必要に応じて)
- 発行日・発行者の署名
【証明書の形式について】
- 厚手の上質紙に印刷(A5〜A4サイズが多いです)
- 作品画像を小さくレイアウトし、視覚的にも確認できるように
- 封筒に入れて、作品と一緒に丁寧に同梱
- 海外向けの場合は、英語の併記も用意(もしくは別途英語版を発行)
【作品のサインと、証明書の署名が違う場合】
作品に描くサインは、デザイン性や画面の印象を考慮して、イニシャルや記号化されたものにすることも多いと思います。
私の場合も、作品のサインは「H. Washio」、証明書には「Hodaka Washio」とフルネームで署名しています。
このように、完全に一致していなくても問題はありませんが、次の点に注意しています:
✔ 一貫性のある運用が大事
- 作品サインはいつも「H. Washio」
- 証明書の署名は必ず「Hodaka Washio」
✔ 補足の記載を加える
「この作品はキャンバスに“H. Washio”とサインされています」と証明書に明記しておくと、後年の照合がしやすくなります。
✔ サイン例を載せる
証明書の片隅に、実際のキャンバスサインのコピーや手書きのサインを添えることで、信頼性が高まります。
【証明書を付け始めてからの変化】
証明書を作品に添えるようになってから、お客様やギャラリーの反応が変わりました。
「ただ絵が上手な人」から「プロの画家先生」としての認識に変化し、
ギャラリーからも「プロ意識が伝わる」と評価されるようになりました。
何より、自分自身の作品に対する責任感や誇りがより強くなったと感じています。
【これから証明書を考える方へ】
最初から完璧である必要はありません。
自分らしい言葉で、できるところから始めてみてください。
証明書は、作品の命を未来へ届けるための “パスポート” のようなもの。
あなたの作品に、ひとつの物語を添えてみませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事が、これから証明書をつけようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
これからも誠実に、絵と向き合っていきたいと思います。
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