風が吹く日を信じて 〜森の風車と、私の再出発〜
こんにちは、わしおほだかです。
美容室を閉店してからの新たな日々。
今回は、その始まりに描いた一枚の絵について、お話しさせてください。
目次
森の中の風車
「皆さんは、風が吹く日を信じて待ったことがありますか?」
美容師としての長い年月を経て、新たな道を歩み始めた私。
その第一歩として描いたのが、森の一角に佇む風車の絵でした。
高台ではなく、風が常に吹く場所でもない。
それでも、風車は風を待ち続け、再び動き出す日を信じている。
そんな風車の姿に、自分自身を重ねていました。
美容師の資格を取得してから8年目に思い切って独立し、美容室を開きました。
当時の私は20代で、自信と未来への期待に満ちていた頃でした。
しかし、開業して初めてわかる経営の現実の厳しさに何度も直面し、心が折れそうになりながらも、30数年間という長い美容室経営を経て、65歳の人生の後半に再び画家という世界に飛び込みました。
諦めず希望を持って待ち続ければ、必ず自分の風が吹くことを信じて、一筆一筆この作品に心を込めて仕上げました。
風車の作品をたくさんの方に届けて
この風車の作品は、自分の不退転の気持ちもあったのですが、亡き母親の姉妹、伯母に向けての作品でもありました。
私がまだ幼い頃、両親が遅くまで仕事をしていたこともあり、10歳になる頃まではほとんど伯母の家で育ちました。
私にとっては実の母も伯母も、同じ「2人の母」のように今でも思っています。
高齢になった伯母は、どこか体の不調を訴えていましたが、風が吹くかぎり回り続ける風車が伯母の心の支えになってくれると信じ、心を込めて風車の作品を贈りました。
今は他界した伯母ですが、私の思いを持って旅立ってくれたと思っています。
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今再び
あの頃の心意気を胸に、今も不退転の気持ちで筆を走らせています。
目についた画材を、思いつくまま買い集めていた頃。
アトリエの隅に置かれ、使いこなせなかった画材も、今では私の成長の証として、大切にしています。
風が吹く日を信じて、これからも描き続けていきたいと思います。
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次回予告
読んでいただきありがとうございました。
次回は、現在の作風とそこにたどり着いた経緯をお話しできたらと思います。
• ようやく見えてきた「自分の世界」
• 孤独の時間がくれた創作の自由さ
• 心とキャンバスの中では無限の世界が自分の思い通りに繰り広げられる
• 「色」を取り戻した意味と、作品に込めた思い
そんな内容をお届けしたいと思います。
次回もぜひご覧いただければと思っています。
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制作の思いや日々の記録は、noteでも綴っています。
よろしければご覧になってください。

