専業画家になれたが、割とむずかしい立場だとわかった
こんにちはwashioです。
目次
専業画家になる経緯
美容室の経営を、長年妻と2人で頑張ってきました。
ある時妻が
「あなたもこの美容室を十分頑張ってきたし、そのおかげで私もずいぶん楽しませてもらった」
「そろそろ自分が今やりたいと思っている、画家の道に専念したら」
後の生活はそれなりになんとかなると。
なんて驚くような提案をしてくれた。
自分としてはかなり不安だらけだし、自分の築き上げたヘアサロンのことも、手放すなんてどうなんだろう?
そんなふうに考えていて、その後2人でよくよく話をした。
自宅は軽井沢町にあり、美容室のある場所は上田市。
片道1時間。
往復に時間の通勤時間で、私の体もかなりしんどい思いをしているのは確かだし、美容室という職業上毎日定時に帰ることはむずかしい。
遅い時は23時くらいになってしまうことも1ヶ月に数回はある。
成人式・卒業式などがある日は、まだ暗いうちにお店に行かなければいけない。
かといって美容室の営業時間を早く閉めることもできない。
そんなこともあり、若い頃と違って無理をするとそれなりに後を引くのは感じていた。
でも絵を描くことが大好きで、帰れば必ずわずかな時間でもキャンバスの前に向かっていた。
そんな姿を見て妻は、美容室を閉店することを提案してくれたんだろう。
そして閉店するには
明日からやめます〜というわけには行かないので、早めに提案してくれたんだろう。
そんなわけで美容室を辞めると決めてからちょうど1年かけて、30年以上やってきた自分たちのお店を閉店した。
いよいよ専業画家になっては見たものの
それからいよいよ専業画家になれる。
これでもっと素晴らしい作品が描けて、世にでることができる。
そんなふうに思って張り切っていたが、なかなか目が出ないどころか、自分の作品制作に迷いも出てきて不安に満ちた生活になる。
その頃妻は次の仕事を探していて
てっっきり美容師として仕事をするのかと思っていたら、待ったう違う仕事に着いた。
美容師はもう十分やってきたから、自分の人生でもっと他の世界を見たいと。
そう、
彼女は人生単位で考える人なんだ。
だから私のことも、美容師として納得いく成功をしたのだから、画家としても全力で取り組んでね!
というスタンス。
私にはかなりのプレッシャーだったが、妻が一生懸命早く起きて仕事に行くのを見て、画家として頑張らねばと思いながら、家のこともできることはしたければ。
そう思い画家であり、主夫である決意をした。
その主夫という決意が、なかなか大変で今まで妻に任せっぱなしだったことを、家にいる主夫として頑張らねばならない。
妻はできることを少しやってくれればいいよ
と言うが、そうも行かない。
そんな生活を1年続けているが、未だなれないと言うか、妻はやはり主婦であり自分のルールがある。
私が一生懸命やってはいるが、彼女から見ると「それは違うでしょ」
ということもたくさんあるらしい。
かといって「じゃーもうやらねーよ」
というのも人としてどうかなと思うので、なんとか頑張ってはいるのだが、妻は妻で
夫に家事をやらせている
という立つ場では嫌なようで、
「ご飯の炊き加減、少し柔らかすぎない」
「靴下のたたみ方、これじゃ型崩れしちゃうじゃん」
など指摘も厳しい
でもその後に必ず「色々やらせちゃってごめんね」
と付け加えていってくれるので、仕方ない。
あっ。
そろそろ洗濯物取り込まなくちゃ。
それでは続きは明日書きたいと思います。
主夫washio