casie 絵を描く

作品のオーダーは、どんなものでも引き受けた方が良いのですか?

 

こんにちは鷲尾です。

今回のテーマは「作品のオーダーが来た場合、自分のテイストと違う依頼でも引き受けた方が良いのでしょうか?

と言う内容です。

これはあくまでもwashioの場合、しかも現在の鷲尾のスキルや活動での見解なので、ご参考までに。

 

 

自分の画力で可能だと思ったら引き受ける

 

結論から言うと、現在の私の場合 自分の作風と違うと思っても、

期待に答えられ自信があると感じられた場合は引き受けています。

最近こんな話があったので記事にしました。

 

casieからの依頼

 

以前の記事にも書きましたが、絵画のサブスクの会社「casie」に登録しています。

私の作品が常にレンタルされているわけでもありませんが、

全くレンタルされていないと言う期間の方が少ないぐらいの状態です。

 

そんなある日、casieからオーダーの依頼メールが届きました。

個人情報がありますので細かいことは書けませんが、

ある企業へのお祝いの記念品として、会社社長の肖像画を社内の背景とともに描いて欲しい。

と言うご依頼でした。

内容としては、撮影した写真を資料として、色や人々、背景をなるべく写実に再現して欲しい。

との注文。

実際casieに登録している作品は、細かい描写や建物の景色など描いた作品は全くなかったのですが、

女性の肖像を描いた作品を見て、気に入っていただいたと言うことでした。

 

ご依頼をお受けするかどうか少し悩みましたが、自分の心の中の叫びが

「お前の描いたものを見て依頼をしたんだ、作風は少し違っても全力で取り組めばうまく行く」

そう聞こえたような気がしました。

絵を描く仲間にその話をすると「自分と違う作風の依頼を受けて、画家のプライドは無いのか」

って言われちゃいますが、僕のプライドはもう少し高いところにあるので今のところ気にしません。

 

casieにアーティスト登録して作品を展示しておくと、オーダーの仕事が入ることもあります。

少しでも可能性を広げるために、絵描きさんはアーティスト登録を!

 

詳しい記事はコチラ

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オーダーのご依頼を選ばず受ける理由

 

現在オーダーの内容をあまり選ばすに受ける理由は主に3つあります。

 

  • お金になる機会を逃す手はない
  • 自分では気が付かなかった作風が生まれるかもしれない
  • 間違いなく画力が向上する

 

 

簡単に描きましたが上記の3つが理由ですが、ひとつずつ理由を説明します。

 

お金になる機会を逃す手はない

 

絵描きがお金のことを言うのはいやらしい気がしますが、とても大切なことだと思っています。

asieに登録していること自体、建前では自分の実力が知りたかった。

と言っていますが、いくら稼げるのかが本音です。

そしてこれが一番大事なんですが、オーダーの依頼が来ると言うのは大きなチャンスの一つです。

casieに登録しているレンタル作品を見てオーダーしてくれたのですから、チャンスを自分で引き寄せたと思い、一つの成功体験として蓄積できると思っています。

 

そして引き寄せた成功体験は、そこからの画家と言う道を進むためにも、

より多くあることが望ましいと思います。

 

自分では気が付かなかった作風が生まれるかもしれない

気分では気が付かなかった作風と言うことですが、

自分の作風は、これだと決まってゆるぎない方はいいのですが、

Washioのように、いろいろな方向へさまよっているのであれば、

色々なオーダーを受けてみるのも良いことだと思います。

自分の作風と感じている場合も、実は自分が描きやすい物だけを描いて、

これが私の作風だ。

と感じているだけかもしれません。

ところがオーダーを受けると、自分の描きやすい描き方だけで描けない時の方が多々あります。

引き受けた以上、何とかして満足行く作品を完成させよう、と試行錯誤する過程で、

新たな自分らしい発見があるかもしれません。

私も今までいただいたオーダーを仕上げる中で、

新しく発見したり、試してみたい方法を見つけたりしたことは少なくありません。

オーダーを頂いた時は、そこを考えても、毎日の制作が楽しみになります。

 

間違いなく画力が向上する

上記2つと関連することですが、

代金を頂くことで、中途半端な作品はできません。

場合によっては、できた作品を返されることもあります。

そんな時は、中間に入っていただいた人々にも大変な迷惑がかかります。

そんなみじめな仕事をしたくないから、製作の計画から丁寧に慎重に行います。

 

画材も、オーダーの内容に沿って新しく取り揃えることもあります。

時にはキャンバスの素材で、下書きがうまくいかず、

キャンバスの素材を変えて、新たに描直すこともあります。

お金を頂くってことは、それ相応の責任があると感じているので、必死に取り組めます。

 

そうした制作過程で、間違いなく画力の向上はあります。

 

そして購入して頂く方のために描いた作品なので、

作品がその方の手に渡った時に、どのくらい感動していただけるかを考えます。

 

私は基本的に絵を描いて買っていただくという事は、

感動を買っていただくことだと思っています。

 

感動していただくために、何を作品に込めれば良いかを考えます。

そうした過程は、次の作品を描く機会への蓄積になります。

 

その蓄積は間違いなく、画力の向上に結び付くと思います。

苦労してオーダー作品を描いている時に、

この苦労がきっと次へのステップへ導いてくれる。

感じてうれしくなります。

 

画家がオーダーを選べる時がきっと来る

 

ここまではオーダーの依頼は、

期待に答えられる自身があると感じられた場合は引き受けています。

と書きましたが、将来的にはあの画家のあの作風でオーダーしたい。

そういった依頼が来る日が来れば最高だと思っています。

そんなオーダーが主になれば、そうでないオーダーはお断りするようになります。

実際にそんな日が来るのかと言うところですが、

実際に来ると思っているので、

現在は「期待に答えられる自身がある」と感じられた場合は引き受けています。

そういう過程が、画家として育っていくには大切のことの一つだと思っています。

 

自分の可能性を信じて。

 

上記の内容とかぶってきますが。

絵描きは、自分の可能性を100%信じていなければ絶対に成功する職業ではありません。

他人に何と言われようと、自分が好きで仕方がない絵を描き生活していく。

そんな気持ちを揺らがずに持ち続けるのが、絵描きの仕事かもしれません。

私は現在美容師をしています。

曲がりなりにも、美容室を経営していて思うことは、

経営者講習会でよく言われましたが、

  • 売り方 (ファッションやヘアスタイルの提案など)
  • 売る人 (自分の人間性や美容への考え方)
  • 売り物 (商品や技術の高さ)

この3つが大切だそうです。

 

美容室で言えば

売り方:ファッションやヘアスタイルの提案など

売る人:自分の人間性や美容への考え方

売り物:商品や技術の高さ

画家で言っても

売り方:作品のコンセプトや魅力、ストーリーの説明、解説。

売る人:画家の人間性や生き方など

売り物:作品のクオリティ、魅力など

主にこの3つではないかと思います。

 

2番目の「売る人」の経歴や受賞歴などは、

私の目指す方向にはいらないと思うのであえて外しました。

 

 

まとめ

絵を描いて生きていきたい人の共通点は、

絵を描くことが好きだという要素が大きいと思います。

 

自分の作風とは違っても、そこから生まれてくるものは、考え方によっては無限です。

それぞれの現在の夢の達成状況にもよりますが、

これから絵描きとして生きていきたい、と言う場面であれば、

沢山のチャンスよ引き寄せていきましょう。

それが目標への一歩です。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

絵を描く人の中でも、それぞれいろいろな思いや立場の人がいます。

wasihoと同じような悩みや状況であれば、是非参考にしていただければ幸いです。

あっ

オーダーの締め切りが近いので今日はここまで・・・・

 

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