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画家として画風・作風を考える時に思うこと。

 

画家として画風・作風を考える時に思うこと。

それははどのようにすれば自分の作風・画風と言われるものが描けるのかそんな悩みに私の解決方法がヒントになればと思います。

こんにちはwashioです。

仕事として絵を描き始めて7年近くになりました。

絵を描くみなさんも自分らしい絵。

自分の作風・画風を整えたいと思ったことはあると思います。

これはあくまでも私の経験と現在の作風・画風の試行錯誤からの考えですのでよろしくお願いします。

 

 

自分らしい画風・作風を考える時

自分らしい画風・作風を考える時は、ある程度の数の作品を描いてから思いつくことだと思います。

私の場合そうだったのですが、最初は上手に描くことを目標に描いていました。

何より絵を描くことが好きでたまらないので、自分の思う「上手」に近づくことが嬉しくてたまらず描いていました。

当時の私の求める上手な絵とは、「写実的な絵」でした。

映画の一場面や自分の撮った写真を描いたりして、それに近いものが描けると感激しました。

一生懸命に描いているうちに、

写真に近い絵だったら写真でいいのかも

と思うようになりその辺から自分らしい作品が描きたい欲望に駆られるようになりました。

 

滝沢秀明さんの鉛筆画トイプードルの絵

当時はこのような絵を描いていました。

鉛筆画から始まり、アクリル画でも預かった写真そのものに近づけることが、上手な作品だと頑張っていました。

これはこれで良いのですが、画家としては写実に描くこともスキルの一つなので大切かと思いますが、ペットの絵を写実に描いても、作家が全く見えてきませんものね。

 

自分らしい作風・画風は自分の好きな画家の作品から始まる

自分らしい作風・画風とはなんだろうと考えると、自分が好きだと思える絵が自分の画風になれ良いと感じました。

自分が好きだと思えるものしか、描き続けることは難しいですもんね。

もちろんプロとして作品を描いて行くのに、全く売れない絵を描いても趣味だけのようになってしまいます。

(全く売れない絵はないような気がしますが)

 

私は好きな画家さんは沢山いますが、好きな作風・画風は

アンドリュー・ワイエス

わたせせいぞう さん

永井博 さん

の作品です。

「わたせせいぞうさん」と「永井博」さんは作風は近いものがありますが、「アンドリュー・ワイエス」は全然違うじゃん!

って言われると思いますが、好きな作風がそうなんだから仕方がありません。

わたせせいぞうさんや永井博さんの作品は、イラストタッチでとても見ていて良い気分にさせてくれます。

対してアンドリュー・ワイエスの作品は、もの寂しく荒涼とした雰囲気がしますが、心にグッと響くものがあります

 

 

好きな画家さんの作風・画風を真似て見る

好きな画家さんの作品を真似るのはとても楽しいです。

インスパイアというかオマージュというか・・・

言い方は様々でしが、そんな雰囲気に作品を描くといいと思います。

私が感じるイラストタッチで描いた作品はこんなふうになりました。

あくまで私が感じるわたせさんや永井さんですが・・・・

 

 

これらの作品は描いていてとても楽しく、寝る間も惜しんで描いてしまいました。

そして楽しく描いたものだからなのかもしれませんが、アートのサブスク/販売「casieアート」に登録しているものはよくレンタルされます。

偶然かもしれませんが、良い循環の気がします。

私の作品ページです。

よかったら見てください。

 

過去の自分の表現方法を取り入れる

作風をそれっぽくするだけでは何か足りないと思い、以前描いていた下地から個性を出すためにモデリングペーストやジェッソで表情を出した上に、インスパイアする作家さん風の絵をのせる。

そんな方法を取りました。

以前現代アート風に作品を描いていた時のものです。

こんな風に下地を作って色付けをしていた作品の、下地部分を取り出しそこにイラストタッチの絵を描きました。

イラストタッチで描いたものはどうしても平面になりすぎるので、絵の角度によって下地の凹凸が見えて作品に深みがでる効果が得られました。

これにより〇〇ふうの作品が、washioの作品に登った気がします。

現代は色々な画材があり、アクリル絵の具で描くものに関しては様々なメディウムが手に入ります。

少量でも販売しているので、色々なものにチャレンジして自分の作風・画風を見つけて行きたいものです。

アンドリュー・ワイエスのインスパイア作品は、未だ開発中ですが楽しく描くことができています。

さらにチャレンジ中

あの「クリスティーナの世界」やオルソンシリーズなどに描かれる心の奥にズーンと来るなんとも言えない作品。

もちろんそのような作品に近づくことさえ出来ませんが、私自身が感じた空気感をインスパイアして描いています。

これらの作品は未だ自分の中でも納得できないところがあるので、小さな作品しか描けていませんが、いつか納得できる作品にしていきたいと思っています。

これらの作品も下地はwashioの表現を施した上に描いています。

 

巨匠達も他の画家に影響を受けて独自の作風・画風を見つけている

 

 

巨匠達も他の画家に影響を受けて独自の作風・画風を見つけている。

と書きましたが、私自身絵画の本格的な歴史や技術を勉強したことがないので、本やネットで学んだくらいですが、過去の巨匠達も沢山の画家達の影響を受けあって、歴史に残る素晴らしい作風をした作品を残しています。

あのパブロ・ピカソでさえ15万点以上の多くの作品を残した中で、その時期によって色々な作風があります。

私もピカソの青年期の作品を見る機会がありましたが、本当に繊細なデッサンやアカデミックな作品があり、一般に絵画に興味のない人やキュビズムがピカソだと思っている人はびっくりします。

また「青の時代」から「バラ色の時代」を経て「アフリカ彫刻の時代」にはキュビズムの気配を感じます。

しかしキュビズムの代表格がピカソですが、キュビズムの誕生のきっかけとなったのは1907年に開催されたセザンヌの回顧展だと言われます。

20世紀最大の巨匠と言われるピカソでさえ、他の画家の作品に影響を受けているのですから、私が影響を受けまくるのは当然だと思いました。

まとめ

 

相変わらず取り止めのない記事になってしまいましたが、自分の作風・画風を追い求めるのは当然だと思いますが、私個人の考えでは自分が好きな作風や描いていて楽しい作風の中で考え工夫して行きたいものです。

こんな作風・画風の方が売れるかもしれない。

そう思って描くものは、最初は良いかもしれませんが決してづっと描き続けて行きたいものにならないと思います。

今現在の私はこんな気持ちで毎日キャンバスの前に立っています。

これはあくまでwashio個人の考え、感想なのでよろしくお願いします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

少しでも共感持っていただける記事を書きたいと思っていますのでよろしくお願いします。

washio

 

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