目次
〜温度計が教えてくれた、味の安定と発見〜
今回は、私がハマってしまった「珈琲焙煎」の続きのお話です。
以前、友人から預かった焙煎キットと生豆をきっかけに、見よう見まねで始めた焙煎。
経験のない中、失敗を繰り返しながらも、少しずつ「手応え」のようなものを感じるようになってきました。
「温度計」の導入と、それによって見えたこと
あれこれ試しても、なかなか思い通りの焙煎ができない日々が続いていました。
でも、ある日、まるで奇跡のように美味しい豆が焼きあがることがある。
なぜ毎回それが再現できないのか…。
火加減、時間、生豆の量——すべて記録しているのに、結果が毎回違う。
私の暮らす軽井沢町は、涼しい高原というイメージですが、最近、夏は30℃を超え、冬は氷点下20℃近くまで下がることもあります。
焙煎は室内で行っているものの、季節や時間帯によって室温は大きく変わります。
あるとき、ふと気づきました。
「焙煎機の内部温度って、火加減だけじゃ安定しないのでは?」と。
そして、調理用の温度計を導入してみることにしました。
鍵は「火力と時間」よりも「機械内部の温度推移」
温度計を使ってみて、初めてわかりました。
同じ火加減でも、機械の中の温度は大きく異なること。
そして、温度が安定しないと、焙煎の仕上がりもバラついてしまうということ。
「火加減の強弱」よりも、「豆が実際に加熱されている温度の変化」を見ながら焙煎することが、安定した味を生み出す近道だったのです。
記録と実験の日々
温度計導入後は、以下のような項目を毎回記録するようになりました。
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生豆を投入する時点の焙煎機内温度(空炒りで予熱)
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焙煎前後の豆の重さ
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豆の体積の変化
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焙煎にかかる全体時間
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各温度までの到達時間(例:100℃→150℃→180℃→200℃)
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豆の色、香り、見た目
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飲んでみた味の感想
こうした記録のおかげで、「見た目の火加減」はあまり頼りにならないということもわかりました。
現在の“わしお流”焙煎メモ
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生豆の投入温度は50℃前後が理想
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豆の量は400g(それ以上だと途中で溢れてしまう)
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焙煎時間は合計で約25分
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温度の目安:
100℃ → 約5分
150℃ → 約15分
180℃ → 約18分
200℃ → 約20分
仕上げ → さらに5分(合計25分) -
210℃を超えると炭化しやすいので避ける
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焙煎後は豆の水分が飛び、重さは約8.0〜8.5%減
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一方で体積は約1割増加(豆が膨らむ)
焙煎は「記録」と「観察」が肝
自家焙煎では、理屈を少し知っているだけで失敗を防げることもあります。
「あれ?今日は何か違うな」と思ったとき、記録と照らし合わせることで原因が見つけやすくなります。
焙煎した豆は、しばらく寝かせるのが好き
これは好みによると思いますが、私は焙煎してから1週間ほど寝かせた豆がいちばん美味しいと感じています。
その豆を使って淹れる「わしお流」のコーヒーの淹れ方については、また次回。
今日もお読みいただきありがとうございました。
以前はこんなふうに悩みながら焙煎していました。
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