こんにちは、washioです。
今回は「自分の描きたい絵だけを描いているなら趣味で終わります。」
というお話です。
絵を描くことが大好きです。
他人に絵が上手だねって褒められるととてもうれしくて、更に絵を描くことが楽しくなります。
上手だねって言ってくれるだけなら、それでよかったのですが、
「その絵、絶対売れるよ」
なんて言うほめ方をしていただくと、自分の絵は本当に売れるのかな。
なんて妄想をしてしまいます。
目次
売れる絵っていったいどんな絵?
実のところ私も現在試行錯誤中ですので、いろいろな方のアドバイスを頂いたり、書籍を呼んだりして勉強中です。
今回は絵を売るのにはどうしたらよいのかを、興味のある方たちと一緒に勉強していきたいと思います。
- 周りの人が褒めてくれる程度の絵が、売れるのでしょうか。
- 売れる絵を描くのに、才能が必要なのでしょうか。
- 売れる絵っていったいどんなものなのでしょうか。
周りの人が褒めてくれる程度の絵が、売れるのでしょうか
周りの人が褒め絵くれる程度の絵が、売れるのでしょうか。
売れる場合もあります。
もちろんどのレベルで売れるかという事ですが、描いた画家本人の人間性・考え方・思想・はたまた容姿などの、「絵」という作品とは違う部分に共感して売れていくと言うこともあります。
そうなるとその作品がイラストかアートかによっても違ってきますが、「人が褒めてくれる程度の絵」とは言え、作品の画力や思想や背景と作家によって、売れる絵になりえると思います。
調子こいて知ったかな話を書いてしまいましたが、そんな感じかなと思います。
イラストとアート
調子こいたついでに、イラストとアートの違いを難しいことが苦手なwashioが自分流に解釈すると、
「イラスト」とは、描く側が観る側に伝わることを考えながらつくるもの。
例えばある物の機能を説明する、であったり。主人公の内面を描く、であったり。渓谷に流れるきれいな川の澄んだ水を表現する、だったりと描く側が観る側に伝えるためにつくるもの。
「アート」とは人間と社会を結ぶ活動、自己の内面の表現。
アートの定義と調べるとそんな感じで教えてくれます。
はっきり言ってなんだかわかりません。決して茶化すわけではなく、washioはまじめに絵を描くことに取り組んでいますが、良くわかりませんでした。
実際に現代アートの作品を観たときには、そもそも意味が分かりにくく、作家の意図がわからないと作品そのものが全くわからない。という物も沢山あります。
でもここで大事なことは、ちょっと分からない絵の方が、カッコいい気がする。
売れる絵を描くのに、才能が必要なのでしょうか
売れる絵を描くのに、才能は必要なのでしょうか。
必要と言えば必要だし、必要ないって言えば必要ないって感じでしょうか。
これでは全く答えになっていませんが、答えではなくwashioの勝手な意見です。
ただ一つ言えることは、絵を描くことをやめない才能は必要です。
やめないためには、やはり絵を描くことが好きだってことが大事なんでしょうね。
私自身、ここ数年(7年間くらい)絵を少しでもかかなかった日は、自分の記憶では全くありませんでした。
例えば今日はゴルフだ楽しいなー。
っていう日でも、帰ってから疲れて絵が描けないなと思うので、朝起きてすぐに20分くらいはノート描く程度には、鉛筆を持ちます。
肘部管症候群で入院、手術した時も、スケッチブックは持っていき、手術当日も朝起きて、気持ちを落ち着かせるために絵を描いていました。
絵を描くことが日常の一部になることも才能の一つかもしれません。
ただその描いている時は、必ず楽しい気持ちってことが大切ですけどね。
売れる絵っていったいどんなものなのでしょうか
ここからが本題です。
しかしこれはwashioが勝手に考えたものなので、実は全く参考にならないかもしれません。
そこんとこよろしくお願いします。
washioは自分の絵が最初に売れたときに、自分が書いた作品にお金を払ってくれる人がいるんだと、感激したのと同時に、売れる絵っていったいどんな絵なんだろうと思いました。
それまでは、絵を描くのが好きだっただけで、美術業界のことは全くわかっていませんでしたし、知りたいとも思いませんでした。
上手な絵が売れる絵だと思い、上手に描こうと日々思いながら絵を描いていました。
ある時washioのお店をやっているマンションのオーナーさんが、以前、草間彌生さんの作品紹介を、ギャラリーに頼まれて、マンションにあるレストランを会場として貸したことがあったそうです。
オーナーさんのお友達が「ハイヒール」という作品を購入したそうです。
かなり前の話しだそうですが、100万円まではいかなかったそうです。
今ならいったいどのくらいの価値があるのでしょうね。
私が、このマンションのテナントでお店をオープンしたころに、そのレストランで、奈良美智さんの作品展をやったことがありました。
可愛いブックエンドがあったので、当時3〜4千円だったとおもいますが、購入しました。
それと同じものが、先日あるサイトで販売されていましたが、価格は20万円〜30万円くらいでした。
アートの値段って本当にわかりません。
どんどん価値の上がる作品や作家さんになれるかどうか以前に、買ってもらえることの出来る作家にならなければダメですよね。
村上隆がくれたヒント
現在日本の現代アートのトップグループのアーティスト、村上隆さんも言っておられますが、
アーティストとして成功を導く座標としては
- 構図
- 圧力
- コンテクスト
- 個性
これが「カギ」だそうです。
構図とは配置のこと。
ピカソの絵が目でスキャンしていきやすい構造になっていることが評価と人気につながっているそうです。
圧力とは作品制作に対する執念のようなもの。
異常なほどにも感じられる執着力。
コンテクストとは文脈。
最近はどの現代アートを解説する書籍でも出てくる「文脈」という言葉。
近代アートから現代アートへの移り変わりと、代表作品を学ぶとなんとなくわかる気がしました。
そのほかにも、沢山のヒントを本全体に網羅した村上隆さんの書籍。
「創造力なき日本」は、絵を売りたいと少しでも考えたときにはぜひ読んでみましょう。
弱小非力アーティストが絵を売るには。
washioのような弱小非力アーティストが実際に絵を売るにはどうすればよいかを、しみじみ考えてみました。
「創造力なき日本」の中でのヒントを私なりに参考にして考えました。
購入者のことを想像して描く
これに尽きると思います。
こんなこと書くと、自分が無いとか、そんなんじゃアーティストではない、なんて言われそうですが、自分を前面に出していたかったら、趣味として描いていればよいわけです。
washioは現在ヘアサロンを本業として営んでいるので、村上さんの言っていることがわかります。
私たち美容師も、見方によってはアーティストと呼ばれることがあります。
でも毎日の業務でお客様に美容師の独りよがりな「ヘアスタイル」押し付けることはありません。
時々お客様に「私に似合う髪型にしてくれればいいわ」なんて言われることがありますが、お客様の好みや生活習慣などをしっかりお聞きして、ヘアスタイルを提案します。
中には「あなたには、このヘアスタイルが絶対に似合う」なんて強気で言う美容師もいますが、すべてが本気で言っているわけではないと思いますし、もし美容師自身の感覚だけをお客様に押し付けていたら、結果的にそんなサロンは長続きしないと思います。
私のような弱小画家も、絵を売りたければ、購入してくれるユーザーのことを少しは分析しないと、始まらないのではないでしょうか。
casieを使って傾向と対策を練る
とは言え人々の「アートを購入したい」という動機とか傾向なんてなかなかわかりません。
日本の美大や専門学校では、一般ユーザーに購入されやすい傾向と対策。なんてことは授業で教えてくれません。
私は京都にある定額制絵画レンタルサービスの会社「casie」のチカラを借りることにしました。
casieには、様々なアーティストが登録をしていて、それぞれ自分の作品を預けています。
そして作品を預かってもらうときには、審査があります。
その審査を受けることも自分の実力を試すチャンスです。
もちろん保管料金は無料です。
その作品を全国のお客様に紹介してくれて、レンタルされるたびにアーティスト報酬が発生します。
そしてcasieのスタッフの方に、現在レンタルされる率の高い作風の傾向を、アドバイスしていただけます。
私はここが最も重要なcasieの利用法だと思っています。
利用法と言っては言い過ぎですが、全国のユーザーを見て、「あなたの預かっているこんな作風の問い合わせが多いですよ。」なんてアドバイスもいただけます。
もちろん私もアーティスト登録しています。
最初は全くレンタルされませんでしたが、casieの方にアドバイスいただき、現在では毎月報酬が入っています。
自分の周りにアドバイスをしてくれる専門家がいない方は、ぜひcasieに登録してみることをおススメします。
下のサイトから、アーティスト登録が出来ます。
私が最初に作品を預けたときは、6点エントリーして登録できたのは2点だけ。
ちょっとショックでしたが、そこで自分の実力はこんなもんなので、もっと努力しようという事になりました。
登録した作品が、なかなかレンタルされないので心配していたところ、casieのスタッフの方から、連絡をいただき、アドバイスをいただきました。
そのアドバイスも、実際に登録して預けてある作品を参考に、色のみの事、サイズはこのくらいが良い。など丁寧にアドバイスをいただき、私も素直に作品を描きました。
早速できた作品を連絡し、エントリーし通過したので送りました。
それから間もなくエントリーした作品がレンタルされたという連絡をいただきました。
そして次の月にはもう一枚レンタルという感じで、進んでいます。
これも自分のスタイルを崩したくないなんてっ頑固なことを言わず、柔軟に変化することも大切かなと思いました。
極端な例ですが、あの巨匠ピカソだって、いろいろなスタイルの絵を描いているんですからね!
casieのアーティスト登録を簡単にまとめた記事です。
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画家の方へ。自分の実力を試すために「Casie]に作品登録しよう。
こんにちはwashioです。 先日、部屋に絵画を飾るのに、なすはレンタルから始めるといいですよ。 と言うお話をしました。 自かいがのレンタルでお手軽にアートを楽しみましもう。 今回は、絵 ...
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まとめ
今回もとりとめもない記事になってしまいましたが、出来る事は頑張ってやってみよう。
していただくアドバイスは、素直に聞こうという姿勢でやっています。
絵を描く沢山の仲間の中にも、今のwashioのように悩んでいる人も沢山いると思います。
これからも、チャレンジした結果を皆さんにご報告できたらいいな、と思っていますのでよろしくお願いします。
washio