インテリア絵画のタイトルの付け方。選ばれやすいために。
こんにちはwashioです
以前「絵のタイトルの付け方はどうしていますか?魅力的なタイトルの付け方。」
という記事を書きました。
そちらも参考にご覧っください。
「絵のタイトルの付け方はどうしていますか?魅力的なタイトルの付け方。」
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絵のタイトル付け方はどうしていますか?魅力的なタイトルの付け方。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「ひまわり(3本)」 (1888) 絵のタイトル付け方はどうしていますか?魅力的なタイトルの付け方。 こんにちはwashioです。 皆さんは自分で描いた作品 ...
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目次
目的を考えたタイトルの付け方
以前記事にした内容は「絵」全般の考え方で記事にしましたが、今の考え方は、作品をたくさんの人々に見ていただきたい。という気持ちで描いたものと考えてタイトルをつけています。
今回は、絵画のレンタル・サブスクなどに向けた、作品のタイトルの付け方ということで考えます。
レンタル・サブスクを利用するユーザーとは
レンタル・サブスクを利用するユーザーとはどんな方でしょう。
- 個人ユーザー
- 企業・法人ユーザー
- クリエイティブ業界
大きく分けて今回はこの3つのユーザーに分けて考えてみます。
個人ユーザー
(1)インテリアとして
- 部屋の雰囲気を定期的に変えたい
- 購入するほどでもないけれどアートのある暮らしをしたい
- 賃貸住宅で壁にアバを開けられないが、飾れるものがあるなら試したい
(2)アート初心者やちょっと興味のある人
- どんな絵が自分の好みに合うか試したい
- 高価な絵を買うのには抵抗がある
- 美術館などは好きなので、家にもアートを飾りたい
(3)資産価値を考える人
- 価値のある作品を自分の目で時間をかけて見極めたい
- 自宅の雰囲気に本当に合うか試してみたい
2企業・法人ユーザー
(1)オフィス・店舗経営者
- オフィスの雰囲気をよくしたい(スタッフのモチベーションの向上)
- 待合室やロビー・客室の雰囲気を高めたい(病院・美容室・ホテルなど)
- ブランドのイメージに合うアートを飾りたい
(2)舞台・イベントなどの演出
- モデルルームやショールームなどの演出に利用したい
- 展示会や期間限定イベントなど一時的にアートを設置したい
(3)撮影・メディア関係
雑誌や広告の撮影用の背景などの使いたい
映画やドラマのセットに一時的に使いたい
3クリエイティブ業界の人
画家やデザイナーがインスピレーションを得るために飾る
オフィスやアトリエの雰囲気作りのために利用
このように「購入するまでもないけれどアートを楽しみたい」
「一時的にアートが必要」
などのニーズを持つ個人や企業が、絵画のレンタルやサブスクを利用する傾向があります。
ここでは主にアートのサブスクリプションを利用する方を対象として考えていきたいと思います。
アートのサブスク利用者の内訳
アートのサブスク・レンタル全般で考えるとユーザーが広すぎて数字を出すことは難しいので情報が取れたアートのサブスク/販売のCasieを例に考えてみました。
アートのサブスク利用者の内訳を調べると、casieのユーザー分布では
個人ユーザー 73%
法人ユーザー 27%
と法人ユーザーに対して個人ユーザーの方が2倍以上のユーザーの数を締めます。
そしてその内訳を見ると
個人ユーザー
リビング33%
ダイニング15%
玄関13%
寝室6%
その他6%
法人ユーザー
オフィス8%
ショップ7%
ホテル6%
クリニック4%
その他2%
上記のデータから考えると、芸術というよりインテリアとしてのアートの色合いが強く感じます。
借りる人・飾る場所からタイトルを考える
個人的に私もcasieに登録活動しています。
casieにアーティスト登録してから役5年。
casieが個人宅に向けてサービス領域を広げたのが2019年で私が登録したのが2020年です。
会社の成長とともに方向性も少しは変わっているかもしれないのですが、基本的にはcasieの取扱基準が
casieのnoteの[作品審査って誰がどうやってるの⁉︎]に詳細があります。
そこでも記されているようにcasieが作品の審査制度を実装するようになったのが2019年の初め頃だそうです。
そして現在の審査要素は次の3点だそうです。
- 画力
- 作品のコンセプト
- ユーザーにとっての飾りやすさ
だそうです。
詳しくはnoteの[作品審査って誰がどうやってるの⁉︎]
をご覧になってください。
そして私が考えるに、casieは企業として理念が大前提だと思いますが、利益を追求するためには「ユーザーにとっての飾りやすさ」が最優先だと思います。
そしてcasieユーザーの分布データーを見ると、一般個人宅が7割を占めていてそのほとんどが住む人々がくつろげる場所です。
私が考えるアートのサブスクでレンタルされやすい作品とタイトル
私が考えるというところが大事です。(皆さんそれぞれも考えはあるよね)
借りられやすい作品
当たり前のことばかり書いていますが、これは私が画家として頑張ったつもりが空振りした経験から出した結論です。
借りられやすい作品とは
- 幸せな気分になる作品
- お洒落な作品
- 元気が出る作品
この3点が最も大切だと思っています。
アートはコンセプトか、それとも美しさか、というところは永遠に議論されるテーマですが、
多くの利用者が一般家庭。
またリビングやダイニングといった場所に飾るとなると、コンセプトより美しさを優先すると思います。
そしてそのタイトルを考えるともちろん「心地よいタイトル」が良いと考えられます。
回りくどくなってしまいましたが、アーティストがハマりがちな「難解なタイトル」よりも
綺麗なタイトル
お洒落なタイトル
可愛いタイトル
が最適ではないでしょうか。
ここではかなりcasieアートに預けることを前提としたもののようになってしまいましたが、アートが好きな一般な人を対象考えればそうなります。
今たくさんの人々に好まれたいアーティストのために
今たくさんの人々に好まれたいアーティストでは、上記の意見が参考になると思います。
歴史に残したい
現代に一石を投じたい
というような素晴らしく、高尚なアーティストの方々は、全く参考にならないのでご理解ください。
ではどんなタイトルがいいの?
ではどんなタイトルがいいのでしょうか?
もちろん作品そのものと、それに合っていること前提ですが主に
- 想像を掻き立てるもの
- 視覚的にイメージしやすいもの
- 感情を刺激するもの
- シンプルで覚えやすいもの
- 詩的・文学的な表現を含むもの
- 物語を感じさせるもの
- 人気のある言葉を取り入れる
などがいいんじゃないかと思います。
ここでもあくまで綺麗・おしゃれ・可愛いが前提です。
1.想像を掻き立てるもの
干渉する人が色々解釈できるタイトルは、興味を引きやすいと思います。
「静寂のささやき」「夜明けの予感」など
2.視覚的にイメージしやすいもの
絵の内容が伝わってくるタイトルは、親しみが湧きます。
「青い森の散歩」「雨上がりの街角」など
3.感情を刺激するもの
感動や共感を呼ぶタイトルは、人の心に刺さります。
「懐かしい風」「優しさに包まれて」など
4.シンプルで覚えやすいもの
短く、言いやすいタイトルは印象に残りやすく覚えやすいです。
「光」「夢」「約束」など
5.詩的・文学的な表現を含むもの
詩的な表現を少し混ぜると、芸術的な雰囲気がさらに感じます。
「希望の航路」「瑠璃の月影」など
6.物語を感じさせるもの
タイトルからストーリーを想像することができると、人は作品に引き込まれます。
「岬にある記憶」「遠い日のあの人の手紙」など
7.人気のある言葉を取り入れてみる
「夢」「空」「風」「永遠」「記憶」などポジティブで親しみやすい言葉は、好まれます。
まとめ
一般の方に好まれるタイトルは、分かりやすく、感情を刺激し、イメージしやすいものが多いと思います。
作品の雰囲気に合った、印象的なタイトルがつけられれば最高ですね。
今回は、絵画全般ということではなく、主に自分の作品を多くの人に見てもらい、幸せな気持ちになってもらいたい。
そんな私と同じ気持ちを持ったアーティストさんに読んでいただきたくてこの記事を書きました。
さらにcasieアートに傾いた記事になってしまったので、その旨ご理解ください。
そしてcasieアーティストとしての仕事も楽しいですよ。
私はcasieアーティストとして登録して、自分の作品が飛躍的に意味のあるものになりました。
アーティストとして登録したい方はこちら Casie
絵を借りてみたい方はこちら Casie
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
頑張っているたくさんのアーティストさんと共に楽しんで仕事ができれば嬉しいです。
washio