画家として

絵を描く理由を、思い出した日

まなざしの記憶》今は亡きうちの子、心の中にいてくれる大切な存在。

絵描きが絵を描くのは何のため?
それは生活のためでしょ!
と返事が返ってきそうです。

結論は自分の幸せのためなんですが、幸せに行き着くまでの順番が色々あります。

以前美容室をやっていた頃は、美容室を経営するのは何のため?
なんて考えたこともありませんでした。
ただ美容師としては、「多分日本でのカットの技術は自分はベスト3には入るよな」と本気で思っていたので、美容室として将来の不安は全くありませんでした。ただ職人気質のため他人に任せることができずにいたため、お店の規模は全く大きくはならなかったのですが、それがいいと思っていたので満足ゆく美容師の生活でした。

以前から思っていた”今回の人生、好きな絵を描いて生きてゆくこともしてみたい”と思う気持ちが大きくなり、廃業して2年。
画家として暮らしています。
しかし、稼ぎは美容室をやっていた頃の100分の1にも満たず、仕事としての不安を初めて経験しました。

売れる絵ってどんな絵?

絵を描いてもなかなか収入に結び付かず

・いつも売れる絵とは?
・欲しくなる絵とは?
・価値が上がる絵とは?
・上手な売り方は?
・上手い勧め方は?
・どうやったら画家として名が知れるか?

そんなことばかり考えてすごしていました。

 

妻の誕生日に絵を描いた

妻は、私の絵が好きといってくれるのですが、妻に絵を描いてプレゼントしたのはいつだったのかと考えると、もう10年以上描いていませんでした。
妻に絵を描いてあげたのは、当時妻の大好きな俳優がいて、何となく描いていてプレゼントしたのが最後でした。

誕生日も近いことだし、1番私を応援してくれる妻に、久しぶりに絵を描いてあげようと、内緒で始めました。

当時飼っいたワンちゃんが妻にとっては我が子同然でしたので、ワンちゃんの絵を描こう。

久しぶりのワクワク感

妻を驚かせたい。
喜ばせたい。
そんな気持ちで筆を取る私は、自身が嬉しくワクワクしていました。

その絵を描くときのワクワクした、久しぶりの感情に自分自身新鮮な気がしました。
ワクワクして描いたら、こんな作品が描けました。

以前は絵を描くことが楽しくてワクワクして仕方がなかったのに、今は売れる絵を、他人が欲しがる絵をと考えて苦しんで絵を描いている。

そんな自分に気がつきました。
そして美容室をやりながら、経済的に何の不安なく描いていた絵の方が、今よりずっと売れたり、ご依頼をいただいたりしていました。
描きての心がその後につながって行くことに気がつきました。

これからどうなって行くかはわかりませんが、喜んでもらいたい。幸せになってもらいたい。そんな気持ちで絵を描くことが大切。
描きての心が苦しんでいては、他人を幸せになる絵なんて描けるはずもないですしね。

出来上がった絵を妻にプレゼントしました。
妻の顔を見るともう涙が溢れていました。
それをみて私も思わず涙してしましましたが、妻に喜んでもらおうとワクワクして描いて絵で、感動して2人で涙したその日は、一つの物語のようでした。

自分の心が喜んだまま絵を描いて行くと、どうなるか。
いつか良いお知らせを、皆さんにできればと思っています。

いつもありがとうございます。

「毎日を楽しく生きることが、いちばん大切な仕事なんだと気がつきました」

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