絵を描き始めたころ、なんとなくは描けても、それ以上には書けない頃の過去の自分に向けて書いています。
目次
鉛筆画を印象的に描く方法は、コントラストをしっかりつけること
以前こんな記事を書きましたが、わかり辛いと言われましたので少し書き足しました。これも参考にしてください。
鉛筆画を印象的に描く方法は、コントラストをしかりつけることだと思いいてます。
薄くふんわりした鉛筆画もとてもきれいで素敵だと思います。
とはいえ、しっかり印象に残る鉛筆画は、明るさと暗さがはっきりした、コントラストのある作品だと思っています。
白は紙の色が一番明るいところです(鉛筆のみで描いた場合)
当たり前ですが、そしてより黒く鉛筆で塗りこめられたところが一番暗いところになります。
その白さと黒さの幅が、より広いことがコントラストの聞いた作品と言えるでしょう。
これは自己流で邪道と言われるかもしれませんが、印象的で良い作品を創ることが一番だと思います。
鉛筆画はモノトーンの絵なので白と黒の差をしっかりつけましょう。
鉛筆画は見る側も描く側も不思議な魅力に引き込まれます。
当たり前のようですが、白から黒のモノトーンで表現されたシンプルな画面には、そこから想像させる無限の世界があるからです。
印象的な素敵な鉛筆画を描くには、この白から黒までの色味じゅぶんに使ってあげましょう。
白は紙の色以上にならないけれど黒はどこまでいけるか
鉛筆画で表現できる白は、紙の色が最も白くなります。(色鉛筆の白を使う場合もあるが)
逆に黒を表現するときは、鉛筆で黒く塗りこむ方法しかありません。
結論から言うと、濃い鉛筆を使ってもある程度までしか黒くなりませんので、裏技として鉛筆の芯を細かくしたものを水に溶いて使います。
鉛筆の芯を水で溶くコツ
鉛筆の芯を砕いて水に溶いただけでは分離してしまって使い物になりません。
これは私が自分勝手に始めたやり方なので、ご自身の作品に利用するときは自己責任でお願いします。
- 鉛筆の芯を細かい番手のやすりで削ります
- 乳鉢さらに細かく砕きます
- 水を入れてさらに乳鉢ですりつぶす
- 中性洗剤を入れて一晩おく
こんな感じで作ってください。
水に浮いていた芯の粉が中性洗剤を混ぜて一晩おくと底にたまるようになります。
それを筆で適量すくって紙面に塗ります。
乾くいたら再度塗り丁度良い所まで塗り重ねます。
軽く布で表面をこするとムラもなくなりしっかりとした黒い表現ができると思います。
こすりすぎなければ、変なツヤも出なくて、落ち着いた感じの漆黒ができあがります。
面倒くさいようですが、一度作っておくと、チョットだけ濃淡を調節したい時などは重宝します。
この方法の肝は、紙の繊維の中深くまで細かくすり潰した黒鉛が水の力で深くまで黒くなるので、今のところこれが一番黒くなる方法だと思っています。
今回の使った鉛筆は三菱鉛筆ハイユニを使いました。
まとめ
全くの独学で鉛筆画を始めました。
これから独学で鉛筆画を描こうと思っている方、もし私と同じ疑問があったらきっと役に立つと思います。
鉛筆画は準備が比較的簡単の割には魅力的な作品が描けるのですぐに食いつきました。
色々な方の鉛筆画を見ていると黒をしっかりと描いたものが私の印象ではとても刺さりました。
自分も黒をしっかりと描こうと思っても、塗るだけでは不自然に光ってしまい満足いきません。
自然に、しかもより黒く描こうとネット上でもいろいろ探しましたが、薄い鉛筆からだんだんと濃くして行けだとか、しっかり塗り込めなど、求める情報が無かったので、試行錯誤して今回の記事に描いた方法を考えました。
このやり方が良いと思った方はさらに研究して試してみてください。
そしてもっと良い方法を見つけた方は是非教えていただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
初心者の自分が初心者だからゆえに悩んだことをこれからも記事にしていきたいと思います。