画家として

絵だけで食っていきたいなら読んでおいた方が良い本「教養としてのアート・投資としてのアート」

紹介書籍「教養としてのアート・投資としてのアート」

 

こんにちはwashioです。

今回は「絵だけで食っていきたいなら読んでおいた方が良い本「教養としてのアート・投資としてのアート」という書籍の紹介です。

 

絵を描く。

アートと言ってもいろいろな解釈があります。

小さな子供でも驚くほどの作品を描く子もいますし、中高年に流行っている「絵手紙」も素晴らしいアートだと思います。

だけど「絵を描くことだけ」で生活をしていくとなると大変なことです。

今の日本で、絵の仕事だけで十分な生活をしている人は10%もいないと言われています。

そもそも、アートで大成功を収めている人は、いったいどのくらいるのでしょうか。

それでも絵を描いて生きていくという方は、ぜひ読んでおきたい本だと思います。

「教養としてのアート・投資としてのアート」

 

この本は、アーティストと投資家とでは、読む角度がいくらか違うと思います。

私はアーティストとしての視点で読みたいと思い、読み終わった感想は、投資として(買う側)のことがいかに描く側にとっても、重要なことだと改めで感じました。

 

 

アート・マーケットの現在地

 

 

ここで言うアートとは主に「現代アート」のことを指しています。

そして今投資として最も重要な部分を占めるのが現代アートです。

 

現代アートとは何か

最初に現代アートとは何か。

わかりやすい説明がされています。

近代アートと現代アートの違いなどの、教科書的な説明ではなく、

なぜ現代アートとはわかりにくい物なのか。

なぜ現代アートが、これほどの価値としてもてはやされるのか。

など、学校の先生には聞けない情報が手に入ります。

私自身もざっくりと「現代アート」というを知っていたつもりでしたが、この本を読み深く理解できました。

画家としてわかっていないことが多く、ショックを感じました。

 

日本と世界のアートマーケットの違い

これだけ経済大国と言われる日本なのに「アートマーケット」が世界に比べてどれだけ小さいのか。

その理由や成り立ち。

現在の世界のアートマーケットの実際がわかりとても興味深い内容です。

 

投資としてのアート

株価などに比べてアートがどれだけ投資効率が良いのか。

株式よりもアートのほうが投資効率が高いのか?などこれからのアートは本当に投資効果があるのか、

など

投資としてのアートとその実態を解説してあります。

washioとしては、アートを投資としてあまり考えていなかったので、熱心に読み込むことはしませんでしたが、再度読むときにはしっかり読んでみたいと思います。

 

現代アートに頑張って突き進んでいきたいアーティスト

現代アートに頑張って突き進んでいきたいアーティスト、今までの自分の作品に行き詰っているあアーティストにはぜひ読んでもらいたいと思います。

  • 必要なのは発明品
  • 必要なのはインパクト
  • 評価の上がるアーティストの見つけ方

ここ、アーティストにとってはとても重要なところです。

 

必要なのは発明品

 

ここまでくると、アートってwashioが楽しくて始めたものとは、すこし違ってきました。

評価が上がるアートとは、発明品のように、今まであったものではなく、これまで存在しなかった技法・表現方法など新しい物ということだそうです。

美術史の新たな文脈の形を作っていく可能性のあるものが大切だそうです。

(文脈=コンテクスト)に関しては村上隆さんの「芸術闘争論」を読むとわかりやすいと思います。

 

必要なのはインパクト

評価が上がるアートのもう一つ大切なのは「インパクト」です。

インパクトとは作品を見た時の鑑賞者の衝撃や、作品が社会的に与える衝撃だそうです。

その作品の社会に放つメッセージや人々への共感・感動を呼ぶ、事件とすら言ってよいくらいの衝撃を持たせることです。

 

評価の上がるアーティストの見つけ方

発明品やインパクトのある作品を創れるあアーティストの見つけ方は、私たちアーティストにとっては、果たして自分はどんなアーティストを目指せばよいのか、一つの目標になりうる重要な項目です。

これはゴッホの時代と違ってネットの時代に重要な項目です。

是非押さえておきたいところですね。

 

 

成功するアーティスト

 

この書籍の後半には、私たちアーティストにとって最も大事な項目が出てきます。

「成功するアーティストとは」

見出しを紹介すると、

アンテナを張っている

コミュニケーション力がある

忍耐力がある

など

最重要なところでした。

 

たくさんの情報はなるべく手に入れた方がきっと良い。

爺になったwashioはつくづくそう思います。

 


 

まとめ

現代アートの評価の上がり方、仕組みなどアーティストにとっても投資家にとっても大切な内容が網羅されています。

そして後半には、10万円くらいの作品の購入の仕方。

ネットでアートを購入すること。

などアーティストが自分の作品をお客様に購入してもらうためにはそんな風に考えればよいかなど、とても興味深い内容でした。

現代アートにいかなくても、人の心に感動を与えられる作品を描きたいと思う気持ちがあるアーティスト。

是非読みたい一冊ですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

最近このような書籍にはまっていますので、また沢山紹介できたらいいなと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

washio

 

 

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