こんにちはwashioです。
私はアクリル絵の具で絵を描いていますが、アクリル絵具は艶が出てアクリルガッシュはツヤ消しの表現なるの一般的ですが、描いている作品のイメージや、使っているアクリル絵具のメーカーや描き方のよって、思っていたよりツヤが出ることがあります。
最終的な仕上げの段階では、バーニッシュを使ってツヤ有り・つや消し・半ツヤ消しなど仕上がり状態にするのですが、実際に製作途中でもアクリル絵の具を使っていて、とてもツヤツヤだったり、ガッシュを使っていて、マットな表面過ぎて少しでも硬めの物があたるだけで痕が付いたりして、とても気になることがあります。
アクリリックのツヤのある表面は少しくらい物があたっても、強度があり何の問題も無いことが多いような気がします。
※ これはあくまでも私のような変なところが神経質だったり、自己流で絵画制作をしている者の言うことなので、私と同じような感覚で絵を描いていて、「そうそう」って思われる方以外は参考にならなくてごめんなさい。
目次
作業中にツヤを出したりツヤを消したりする方法
作業中にツヤを出す方法
作業中からそんなにツヤを求める必要があるのかどうかという話なのですが、アクリル絵具を使っている時は問題はないのですが、ガッシュを使う時にあまりにもマットな状態なので、色がわかりにくかったり、指や爪があたって傷になったりするのが気になります。
最も彩画の仕上げにバーニッシュ(ワニス)を使えば気にならないぐらいになりますが、作業中に気になります。
これは本来の目的ではないと思いますが、私のように変なところが神経質な方は少しは役にたつかもしれません。
ツヤを出すメディウムを使う
簡単なことなのですが、絵具をパレットに出したときに、ツヤを出すメディウムを少量混ぜて使います。
私の場合は、グロスポリマーメディウムを使っています。
グロスポリマーメディウムはツヤを出してくれるのですが、少量使うように気をつけないと透明感が出てしまいます。
透明度が上がっってしまっては、ガッシュを使う意味がなくなりますもんね。
リキテックス(Liquitex) アクリル絵具グロスポリマーメディウム 120ml
作業中にツヤを消す方法
これはさっきと逆で消す必要があるのかっていう話なのですが、アクリル絵具を使うときに透明だったり半透明だったりする場合の話です。
しっかり塗りたい色味で不透明のものがあれば良いのですが、「この半透明の色が良いんだけれどなー」なんていう時は下地を隠蔽するために何度も塗り重ねる時があります。
そんな時はアクリル絵具のアクリル成分が頑張ってくれて、だんだんとツヤツヤになってくる時がありまあす。
そしてその隣に塗る色が不透明でしっかりツヤの無い色味だと、ツヤのでた色と並んでいるときに希望の色にはなっているのですが、ツヤのある側が照明にテカッテしまいな、んだかよくわからなくなってしまう時、ありませんか。
なのでアクリリック絵具を使うときに、私はテカリ感が隣同士合っていないと気になってしまいます。
これも本来の目的ではないと思いますが、私のように変なところが神経質な方は少しは役にたつかもしれません。
ツヤを消すメディウムを使う
上記のツヤを出すに、逆をするのですが、絵具をパレットに出したときにツヤを消すメディウムを混ぜて使います。
私の場合はマットメディウムを使っています。
このマットメディウムも使う分量に気をつけないと、色が透けてきます。
ですので透明色だと何度も塗らないといけなくなるかもしれません。
ホルベイン アクリリックメディウム AM572 200ml マットメディウム(つや消しメディウム)14572
ツヤを出したくない作品について
アクリリック絵具を使ってツヤを消すなどど言うことは、ガッシュを使えば良いことで意味がないように思われますが、ここでも「ガッシュにはどうしてもこの色がないんだよなー」なんていう時は、私はこの方法を使います。
例えば
こんなイラストちっくな作品を描いたときにも、ガッシュを混ぜて希望の色を作れば良いのだけれどもなかなかうまくいかず、アクリリック絵の具の中に希望する色がある。
そういった時にはツヤを消す方法を使います。
最後にバーニッシュで仕上げれば、そんなことしなくても良いような気がしますが、それが気になって仕方がない私には大事なことなんです。
バーニッシュはホルベインのサテンバーニッシュを使っています。これがまた良い感じなんですー(個人的意見ですが)
HOLBEIN ホルベイン アクリリックメディウム スプレーサテンバーニッシュ AM593 220ml 014593
作業中のツヤを消したり出したりするバーニッシュの検証
簡単に水彩紙にガッシュとアクリリックの絵の具を使って塗ってみました。
色はどちらもカーマインを使っています。
ガッシュとアクリリック絵の具のカーマインです。
写真の撮り方が下手なのですが、明らかに左側のガッシュは光を反射しない艶消しですよね。
右側の写真は照明が悪くて申し訳ないんですが、光をしっかり反射しています。
これらのサンプルに、ガッシュはグロスポリマーメディウムを混ぜ、アクリル絵の具にはマットメディウムを混ぜて使ってみました。
分量はどちらとも20〜30%くらい多めに混ぜてみました。
左側のガッシュの方はツヤが出てきましたが、もともとガッシュ特有の透明感のないものなので、ツヤは出ましたが少し色が沈んでいます。
右側のアクリル絵具にマットメディウムを混ぜたものは、明らかにガッシュに近い感じになりましたが、この絵具は半透明色だったので、下地が消えるまで5回ほど塗り重ねたので、表面があまり綺麗ではありませんでした。
(もう少し慎重に塗ればよかったかも)
仕上げにツヤを出したり消したりする方法
これもあくまでも私個人のやり方ので実行する時は自己責任でお願いします。
仕上げでツヤを出す方法
グロスバーニッシュを使う
当たり前のことなのですが、グロスバーニッシュを使います。
ツヤの欲しい作品はツヤツヤにしたいので、私はリキテックスのハイグロスバーニッシュを使います。
色々な作業をしてきても最後にバーニッシュをガツンと使えば、それなりになります。
このくらいツヤツヤにするには4〜5回塗り重ねないとなりません。
リキテックス アクリル絵具 リキテックス HV ハイグロス バーニッシュ 120ml
仕上げで絵ツヤを消す方法
マットバーニッシュを使う
当たり前のことなのですが、マットバーニッシュを使います。
私は滅多にマットバーニッシュを使わないので詳しいことは言えません。
しかし以前使った経験では、ガッシュで描いた表面のようにはなりません。
むしろガッシュで描いた作品にマットバーニッシュを使うと、使わない時よりもツヤ感がでるようなきがします。
特にしっかりバーニッシュで保護しようと、何度も塗り重ねるとツヤ感が増してしまったような気がしました。
この程度のマット感でした。
これはガッシュそのものよりもツヤ感がありますよね。
リキテックス(Liquitex) アクリル絵具パーマネント マット バーニッシュ 120ml
バーニッシュに関しては、以前の記事も参考になると思います。
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まとめ
面倒臭いことを色々描きましたが、絵を描いていて気になることがあると、そうしても制作に集中できない小心者の私です。
でもそんな小心者のおかげで、メディウムのこととか少し知ることができます。
まだまだ使ったことの無いメディウムがたくさん販売されています。
面白そうなものを少し使ってみて、役にたつようならまた記事にしたいと思いますのでよろしくお願いします。
ここまで読んでいただいて本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
washio