画家として 絵を描く

青と赤の2枚の絵

■ 一枚の「青い空」から始まった

こんにちは、わしおほだかです。
今日は、私にとって特別な「対になる二枚の作品」について、お話しさせてください。
どちらも構図はよく似た空の風景。けれど、そこに込めた想いはまったく違うものでした。
最初に描きあがったのは「青い空」の作品です。
澄みわたる空、やわらかい光、希望に満ちた静かな景色。
その一枚が完成した時、私は心の奥から「これだ」と思える感覚を覚えました。
ただ、完成したはずのその絵を見つめていると、なぜか「これだけでは終われない」という気持ちが芽生えてきたのです。

■ “希望”にたどり着くまでの時間

青が描かれたのなら、きっとその手前に「赤」がある。
青い空に行き着くまでの、揺れ動いた心や時間がどうしても必要に思えて、私はもう一枚の絵を描き始めました。
それが「赤い空」の作品です。
深く燃えるような色彩、静けさと不安、再生の前の揺らぎ。
それは、まるで心の奥で火が灯っては消えるような、孤独で混沌とした時間を象徴していました。
この二枚の絵は、それぞれが単体でも成立するものですが、並べてみた瞬間、私の中にひとつの“物語”が立ち上がってきました。
赤から青へ。混沌から静寂へ。孤独から希望へ。
そんな心の旅路を、私はようやく形にできたような気がしたのです。

 

■ 絵が旅立つということ

青い空の作品は、描き上がってすぐに、友人が「どうしても欲しい」と言ってくれて旅立っていきました。
今では、彼の暮らす場所で、その空は新しい意味を持って存在してくれています。
私の作品が、誰かの日常の中でそっと寄り添っている。
それは、画家としての私にとって、何よりも幸せな出来事でした。

■ 赤と青、それぞれの空が語ること

どちらの空も、私自身の中にある風景です。
でも、赤い空を描いたことで、青い空の意味が深まった。
そして青い空があったからこそ、赤い空を描きたくなった。
順番は逆でも、そこに生まれたストーリーは本物です。
絵を描くことで、自分自身の気持ちに気づかされることが、よくあります。
希望は、青の中に。
けれど、その前には、燃えるような心の軌跡がある。
そんなふうに、私はこの二枚の絵を描きました。

■ 次回予告

次回は、私の幻想世界の“原点”についてお話ししたいと思います。
ある一冊の本との出会いが、私の創作の根っこを作ってくれました。
その本を読んだ日、私は「この世界を描きたい」と心から思ったのです。
よろしければ、またお読みいただけたら嬉しいです。

 

制作の思いや日々の記録は、noteでも綴っています。

よろしければご覧になってください。

わしおほだかのnote

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